ナショナル ジオグラフィック

カー・SOS 蘇れ!思い出の名車 12

原題: CAR SOS 12
カー・SOS 蘇れ!思い出の名車 12の写真

番組内容

12シーズン目に突入した大人気長寿番組『カー・SOS』が心温まるエピソードをお届け。ティムとファズがクラシックカーを発掘し、事情を抱えたオーナーのために蘇らせるというミッションに取り組む。グランドツアラーからホットハッチ、風変わりな車から珍しいスポーツカーまで、これまで長年にわたり実に110台もの車を復活させてきた。今シーズン、2人はさらなる難題に直面し、かつてないハイレベルなレストアに挑む。

■60分×10話

エピソード

「 夢を詰め込んだフォード・ポップ・ホットロッド(原題:Ford Pop Hot Rod) 」

今回のレストア車は“ポップ”の通称で知られる1955年式フォード・ポピュラー。だが普通のクラシックカーではなく、パワフルなV8エンジンを搭載し、多くの問題を抱えた改造車“ホットロッド”だ。この車は脳性麻痺を持つアンディの誇りだったが、機械的なトラブルが多発し、倉庫で朽ち果てる運命に。再び走れるようになる見込みはほとんどなかった。だが妻と友人のSOSにより、ティムとファズが一肌脱ぐことになる。

「 真贋不明のBMW・E30アルピナ(原題:Bmw E30 Alpina) 」

今回の車はドイツ車を象徴する車種の1つ、BMW・E30アルピナだ。オーナーで都市計画家のマズはアルピナをレストアすることを夢見ていたが、ある遺伝性疾患にかかり命を落としかけてからというもの、その計画を進められずにいる。ティムとファズが車を工場に持ち帰り調べると、車体はサビだらけ。それどころか、その車が本当にアルピナなのかどうかさえ疑わしくなってきた。アルピナか、アルピナでないのか、それが問題だ!

「 圧倒的な個性を放つシトロエンSM(原題:Citroen Sm) 」

史上最高のフランス車の1つとも称される1970年代のグランドツアラー、シトロエンSM。イタリアのマセラティ社との提携で生産された未来的な車だった。オーナーである建物鑑定士のスチュアートは、スクラップ同然のSMを買い取り何年もかけて修理してきたが、ようやく走らせた直後に致命的なエンジン故障で車庫に眠ることに。さらにコロナ禍での闘病生活と不運続きのオーナーを元気づけるべく2人が困難なレストアに挑む。

「 ホットハッチの先駆 フォード・フィエスタXR2(原題:Fiesta Xr2) 」

今回の車は1980年代に一世を風靡したホットハッチ、フォード・フィエスタXR2だ。若き日のファズが車の運転を覚えるのに使った思い出の車でもある。オーナーはブライアン。かつて愛車を修理しようと試みたが、健康を害し、断念した。家族からのSOSを受けレストアを開始したティムとファズ。車の状態は一見、それほど悪くないように見えるが…果たして本当にそうだろうか? XR2を復活させてブライアンの人生に輝きを!

「 最も希少なダットサン・スカイライン240K(原題:Datsun 240k Skyline) 」

今回の車はダットサン・スカイライン240K。日本車スカイラインの輸出仕様モデルという1970年代の珍しいクラシックカーだ。オーナーのアダムは自動車技師だったが、長年にわたる体調不良のため自力で修理することができずにいた。そんな夫を励まそうと妻は愛車の復活を願う。だが現在イギリスで登録されている同様の車は他に2台だけ。カーSOS史上最も希少な車に果たして交換パーツを見つけることはできるのだろうか?

「 ネズミに食い荒らされたホンダCR-X(原題:Honda Cr-X) 」

カーSOSがホンダの車を手がけるのは今回が初めてだ。楽しみが詰まった超小型のスポーツモデル、32年落ちのCR-Xをレストアする。オーナーはITエンジニアのティム。長年、重篤な遺伝性疾患に悩まされ、愛しのホンダをガレージに放置せざるをえなかった。CR-Xをこっそりと運び出し、工場に持ち帰ったティムとファズはビックリ仰天。車は、車内に長い間はびこっていた獣に食い荒らされていた。その獣とは…ネズミだ!

「 放置歴最長のTVRグランチュラ(原題:TVR Grantura) 」

ノーフォークで2人を待っていたのは1962年式のTVRグランチュラ。イギリスの往年のスポーツカーだ。オーナーは元冷凍設備技師のスティーブ。1978年にバラバラ状態のグランチュラを購入し、レストアを開始したものの、途中で挫折してしまった。納屋に50年近く放置されてきたこのグランチュラは、カーSOS史上最も長い間路上を離れている車だ。2人はこの果てしなきレストアプロジェクトを完結させられるだろうか?

「 熱き血潮よ再び!ゴルフGTIマーク2(原題:Golf GTI Mk 2) 」

今回の車は1989年式のフォルクスワーゲン・ゴルフGTIマーク2。80年代を象徴する車の1つで、あらゆる車の中でティムが最も好きな車でもある。オーナーは元バス運転手のダレン。今から数年前、悲惨な交通事故に遭い、孫の命を救うのと引き換えに身体と視覚に障害を負った。今回、ティムとファズはダレンのニーズに合わせたレストアに挑戦する。筋金入りの車好きだったダレンの血を再びたぎらせることができるだろうか?

「 トライアンフ・TR7でサーキットへ!(原題:Triumph TR7) 」

今回の車はイギリス史上最も賛否両論を巻き起こしたスポーツカーの1つ、トライアンフ・TR7。ブリティッシュ・レイランド社が1970年代に生み出し、今でも好みが分かれる車として語り継がれている。オーナーのバリーは長年アマチュアレーサーになる夢を持っていたが、がんを患って断念。以来、TR7のレストアも棚上げになっていた。ティムとファズはバリーの夢を少しでもかなえるため、TR7を特別仕様で大変身させる。

「 ドリフト車に大変身するレクサスIS200(原題:Lexus Is200) 」

今回はレクサスIS200を本格的なドリフト車に変身させるという前例のないミッションに挑戦。オーナーである28歳の見習いバス運転手チャーリーはドリフトレースに情熱を傾けてきた。IS200を買ったのもドリフトレース用に改造するためだ。ところがガンを患い、その計画は果たせぬままに。落ち込んでいる彼に生きる希望を与えるため、ティムとファズは未知の領域に足を踏み入れ、新たな知識と技術を学ばなくてはならない。

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