"史上有数の偉大な文明であった古代マヤ文明。
数十年に渡り調査がおこなわれているが、まだその謎は解明されていない。
この番組では、マヤ文明に関する定説を覆すような新たな発見を続ける考古学者たちを追い、その起源やピラミッド建設の謎、マヤの大都市が放置された理由や、スペインによる侵略の真実を解明する。
最新技術を駆使し密林に覆われた遺跡を浮かび上がらせ、巨大な建築物やピラミッドの姿を明らかにする。"
"古代マヤの人々はどのように文明を興していったのか、その謎を明らかにする新たな証拠を求め、発掘作業が進められる。
すると、古代マヤの支配層は、推定されていたよりも早くから権力を付け始め、都市を建設していったことを示す証拠などが発見された。
さらに、古代オルメカ文明とマヤのピラミッドとの繋がりを探り、遺跡の再調査を行いながら、現在まで続くマヤ社会の基盤がいつ、どのように形成されたのかを明らかにする。"
メキシコ南部と中央アメリカに広がる森林で発見された古代都市。それはかつてマヤの人々によって建てられ、900年頃から放棄されていた都市だと判明したが、放棄の理由は謎に包まれていた。何がマヤ文明を「崩壊」へと導いたのか、それは本当に「崩壊」であったのか、真実を突き止めようとする考古学者たち。古代都市ティカルで発見された人工貯水池を科学的に調査したところ、水が汚染されていたことが明らかになった。
9世紀に放棄された都市がマヤ文明最後の大都市だと考えられてきたが、その後も文明は栄え、新たな大都市が建てられていたことが分かった。しかし一度回復した後、再び悲劇に襲われることとなる。地下洞窟からは深刻な干ばつが起こった証拠が、セノーテからは伝染病が流行ったことを示す遺骨が、マヤパンでは内戦が繰り広げられた痕跡が発見された。マヤの人々が、数々の悲劇をどう乗り越え、現在まで文化を繋いできたのかに迫る。