ナショナル ジオグラフィック

オーシャンエクスプローラーズ:探索!地球最後のフロンティア

原題: OCEANXPLORERS
オーシャンエクスプローラーズ:探索!地球最後のフロンティアの写真

番組内容

映画界の巨匠、ジェームズ・キャメロンとブルー・プラネットIIの製作陣が贈る、史上最も野心的な海洋アドベンチャーが登場。最新鋭の技術を搭載した海洋調査船、〝オーシャンエクスプローラー(OceanXplorer)〟に世界各国の優秀な専門家が乗り込み、海の生き物たちの謎に迫る。最先端の科学調査船に、パイオニア、研究者、映画制作者など、才能あふれるドリームチームが集結し、挑戦的・独創的なテクノロジー、息をのむ美しい映像とともに地球の最後のフロンティアと呼ばれる海の秘密を解き明かす。
マッコウクジラの背中にカメラタグを装着し、世界で初めて深海へ潜るマッコウクジラの姿を撮影。また、カグラザメが身体を垂直にして獲物を捕らえようとする姿の撮影に成功し、謎に包まれたカグラザメの生態の一部が明らかになる。さらに深海へ潜り、微生物たちの生物発光現象を撮影する。


■45分(再放送時は60分枠)×6話



番組のみどころ

-選ばれし各分野の精鋭たちが大集結-
このシリーズは、最先端の海洋科学調査船「OceanXplorer」に各分野で活躍する一流の専門家が乗船し、地球最後のフロンティアと呼ばれる海を調査・探求する。最先端のテクノロジーを駆使し、ナショナル ジオグラフィック エクスプローラーをはじめ、生物学者、イノベーターなど選りすぐりのチームが海洋動物の生態や、海の謎を解き明かす。

-美しく貴重な映像と、知られざる海洋生物の生態-
選ばれし専門家たちは、海の神秘を探求するため世界の海に繰り出す。 アゾレス諸島の大西洋の深海を旅し、バハマの浅瀬やカリブ海の海に潜った後、ノルウェーのスバールバル諸島の極寒の海岸へと北上。彼らを通して、探求の限界と海への理解をかつてないほど押し広げる驚くべき発見とともに、驚異の水中世界にどっぷりと浸ることができる。

ドミニカ共和国の沖では、悪戦苦闘しながらも繁殖期のザトウクジラを空と水中、両方からの撮影に成功し、メスが相手を厳選していることを突き止める。繁殖のためだけではなく子育てのために子連れの母クジラにタグをつけ追跡しようとするが、シャチの群れが現れ、母子クジラとシャチの群れの戦いを目の当たりにすることになる。

アゾレス諸島では、マッコウクジラの背中にカメラタグを装着し、世界で初めて深海へ潜る姿を撮影。また、マッコウクジラがエサとしている深海のイカを撮影するために仕掛けたカメラで発光器を光らせて狩りをする巨大なヒロビレイカの姿を捉え、未だかつて見たことのない海の姿を映し出す映像はまさに圧巻だ。

「私の真の情熱は、深海科学と探求にある」とキャメロンは言う。本番組では、視聴者を未知の海洋科学の冒険へと導き、時に危険な海洋発見のミッションを遂行し、信念と情熱を持った人々からなるエクスプローラーたちを紹介。海の保護と保全に尽力する次世代の探求者を鼓舞する物語に乞うご期待。


海洋科学調査船 オーシャンエクスプローラーとは


オーシャンエクスプローラー(OceanXplorer)は、科学やメディア、探査を世界的に手掛ける非営利団体 OceanX が所有する、深海探査の最新鋭技術を搭載した海洋調査船である。この船には、ネプチューンとナディールという2隻の潜水艇が装備されており、深さ1,000メートル(3,280フィート)、最長72時間までの探索が可能。船内には複数の海洋科学研究室があり、科学的な発見などをリアルタイムでスクリーンに上映できるメディアスタジオやヘリコプターも用意されています。オーシャンエクスプローラーは、地球上で最もアクセスが困難な深海にまで光をあてる本格的な調査船だ。

製作総指揮・案内役

ジェームズ・キャメロン

映画監督、探検家、イノベーター、環境保護活動家。ナショナル ジオグラフィック エクスプローラーとして8 回もの深海探検を率い、深海探査用のロボットや潜水艇、照明、3Dカメラ機器なども開発。2012年に自ら設計した潜水艇で、地上最深のチャレンジャー海淵に単独で潜水し世界記録を樹立。偉大な探検や発見をした人物に贈るナショナル ジオグラフィックのハバード・メダルなど受賞。


出演者

ゾレカ・フィランダー
深海研究者 / ナショナル ジオグラフィック エクスプローラー

南アフリカの海洋研究コミュニティのリーダー。南アフリカやモザンビーク、タンザニアの海域で数多くの調査航海に参加してきた科学者。海洋科学への貢献や成果が認められ、数々の賞を受賞。この分野における黒人女性のパイオニアでもある。

メリッサ・マルケス
サメ生物学者

オーストラリアを拠点とする海洋科学教育の専門家であり、サメの保護と情報のプラットフォームであるFins United Initiativeの創設者。海洋科学教育の発展に尽力する一方、100本以上のダイビング経験から Mother of Sharks(サメの母)の異名を持つ。

エリック・スタックポール
海洋技術イノベーター

NASAでの勤務経験と、機械工学の修士号を取得した経歴から、3か月にわたる南極探検で主任エンジニアおよびROV(無人小型潜水艇)パイロットを務める。現在はロボット工学とドローン技術の限界に挑戦している。

アルド・ケイン
元イギリス海兵隊 特殊部隊員

イギリス海兵隊の特殊部隊員として訓練を受けた、史上最年少のエリート・コマンド・スナイパーのひとり。ジャングルや砂漠、北極、海、山など、あらゆる環境での「サバイバルと作戦」のエキスパートとして、世界の精鋭とともに多くの水上遠征を指揮してきた。



イベント情報


オーシャンエクスプローラーズ放送記念
地球最後のフロンティア、未知なる海を旅する3日間限定の体験型イベント

「イマーシブ展 –海の神秘 未知の世界へ–」
2024年8月23日(金)、8月24日(土)、8月25日(日)
入場無料
11AM-7PM
渋谷PARCO 公園通り広場にて開催!

ナショナル ジオグラフィック「オーシャンエクスプローラーズ:探索!地球最後のフロンティア」の放送を記念して、8月23日(金)、8月24日(土)、8月25日(日)の3日間、渋谷PARCO 公園通り広場で体験型イベントを開催。この海の神秘に没入できる3日間限定のイベントは、「オーシャンエクスプローラーズ:探索!地球最後のフロンティア」の美しく神秘的な海の映像を通じて、地球最後のフロンティア、未知なる海へ旅する体験ができる特別な空間となっている。「イエローポータル」をのぞき込むと迫力ある海洋映像が見えるコーナーやフォトスポットなどイマーシブな体験スポットをご用意。更に、来場者の方には先着でナショジオ イマ―シブカードやステッカーのプレゼントも。



≪開催概要≫
タイトル:オーシャンエクスプローラーズ 放送記念 「イマーシブ展 –海の神秘 未知の世界へ–」
開催日:2024年8月23日(金)~8月25日(日)
時間:11:00~19:00
会場:渋谷PARCO 公園通り広場
〒150-8377 東京都渋谷区宇田川町15−1
Googleマップ

エピソード

「 シュモクザメの旅路(原題:HAMMERHEAD HIGHWAY) 」

最新鋭の技術を搭載した海洋調査船、オーシャンエクスプローラー(OceanXplorer)に世界各国の優秀な専門家が乗り込み、深海で生きるサメの生態を調査する。今回はハンマーのような形の頭を持つヒラシュモクザメの謎を解き明かす。チームはサメを研究しているエリンやマットらと共に、フロリダでヒラシュモクザメにタグを装着。回収されたタグからは、サメが上下運動を繰り返していると判明し、謎が深まる。さらに、狭いビミニ諸島に毎年戻ってくるサメがいることを確認し、航海術の謎を解明するため、海底の地形をスキャンする。その結果、ある事実が明らかになる。

「 ザトウクジラの王国(原題:REALM OF THE HUMPBACKS) 」

海は地球の最後のフロンティア。才能あふれる専門家のチームが最新鋭の船オーシャンエクスプローラー(OceanXplorer)で調査にあたる。今回の目的は北大西洋・北にある餌場からドミニカ共和国の沖に回遊してくるザトウクジラの調査。チームは悪戦苦闘しながらも繁殖期のザトウクジラを空と水中、両方からの撮影に挑戦し、ある事実を突き止める。またチームは水中にマイクを設置し繫殖期のザトウクジラの歌を録音、円形劇場のような独特な地形がオスのザトウクジラの求愛行動に有利に働いているのではないかと考える。ドミニカ共和国沖には繁殖のためだけではなく子育てのために子連れの母クジラもやってくる。チームはある母子クジラにタグをつけ追跡しようとするがシャチの群れが現れ、母子クジラとシャチの群れの戦いになってしまう。

「 ジュラシック・シャーク(原題:JURASSIC SHARK) 」

最新鋭の技術を搭載した海洋調査船オーシャンエクスプローラー(OceanXplorer)に世界各国の優秀な専門家が乗り込み、海の生き物たちの謎に迫る。今回は、アゾレス諸島で先史時代から姿が変わっていないカグラザメの生態を調査する。メリッサは、サメを研究しているジョルジュやペドロと共に深海に潜り、近辺のカグラザメの生息数を調査し、潜水艇からのカメラタグの装着を試みるのだが・・・。今回の調査で、謎に包まれたカグラザメの生態の一部が明らかになる。

「 深海の巨人(原題:GIANTS OF THE DEEP) 」

最新鋭の技術を搭載した海洋調査船オーシャンエクスプローラー(OceanXplorer)に世界各国の優秀な専門家が乗り込み、海の生き物たちの謎に迫る。今回は、アゾレス諸島のマッコウクジラの生態を解き明かす。チームは、クジラ生物学者、ルイ・プリエトの力を借り、マッコウクジラの背中にカメラタグを装着。世界で初めて深海へ潜るマッコウクジラの姿を撮影。カメラタグには今まで見たことのないような貴重な姿が収められていた。また、経験豊富な深海生物学者、イーディス・ウィダーや海洋生物学者ネイサン・ロビンソンと協力し、マッコウクジラがエサとしている深海のイカを撮影に挑戦する。最後にアゾレス諸島の生態系の豊かさを確認すべく、深海へ潜り、ライトを当てて微生物たちの生物発光現象を撮影する。

「 氷の巨人(原題:ICE GIANTS) 」

最新鋭の技術を搭載した海洋調査船オーシャンエクスプローラー(OceanXplorer)に世界各国の優秀な専門家が乗り込み、海の生き物たちの謎に迫る。今回は、北極海で最長で200年生きるホッキョククジラと、最長で500年生きるニシオンデンザメについて調査する。アルドは北極海の食物網を支える藻を採取しようと潜水を試みるのだが、機材にトラブルが発生する。ゾレカは遠隔操作探査機を氷の下に送り、クジラなどのエサになるカイアシの撮影、そしてクジラの組織サンプルを採取しようと試みる。次にチームは、北極の海洋生物を研究しているナイジェルとエリックと共に、深海に棲む幻のニシオンデンザメを探し、調査。長寿の要因となるある事実が浮き彫りになった。

「 ホッキョクグマの王国(原題:KINGDOM OF THE POLAR BEAR 」

最新鋭の技術を搭載した海洋調査船オーシャンエクスプローラー(OceanXplorer)に世界各国の優秀な専門家が乗り込み、海の生き物たちの謎に迫る。今回は、北極圏のスヴァ―ルバル諸島でホッキョクグマについて調査する。夏の終わりで海氷が減っているなか、アルドは、ホッキョクグマの専門家、ヨンと獣医のロルフと共に健康状態を調査するため、ヘリでホッキョクグマを探す。また、ホッキョクグマが陸上で何を捕らえているのか探った。最後に、メリッサらは氷河学者のアンドレアスと共に、氷河の後退についても調査する。その結果、滝がある氷河に起こっているある事実を突き止める。

視聴方法

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