ナショナル ジオグラフィック

シャーク・マインド:科学分析調査班

原題: WHEN SHARKS ATTACK 360
シャーク・マインド:科学分析調査班の写真

番組内容

なぜサメはヒトを襲うのだろうか?この謎に世界中から集まった専門家のチームが挑む。さまざまな手掛かりを追うなかで、共通する意外な特徴が浮かび上がってくる。サメによる襲撃事故などの証拠を集めつつ、最新鋭のVFXを活用したシャーク・ラボでデータを解析する。果たして原因は見えてくるのだろうか。専門家たちがサメの行動、習性、生態などに関する最新の科学的知見を持ち寄り、サメがヒトを襲う驚きの理由を明らかにする。

声:間宮康弘

■60分×6話

エピソード

「 サメと色彩(原題:BLIND RAGE) 」

アメリカ、オーストラリア、そして南アフリカで発生したサメによる襲撃事故。一見、何のつながりもなさそうに思えるこれらの事故。しかし、そこには共通する特徴があったのだ。そこで専門家のチームは、当事者たちの生々しい証言を踏まえつつ、仮説を立て、そして前代未聞の実験に臨むことに。最新鋭のラボでは、サメが見ている世界を再現する。果たして色がサメによる襲撃事故を引き起こす原因になることはあるのだろうか?

「 嵐の後のごちそう(原題:PERFECT STORM) 」

オアフ島北東部で若い男性サーファーがサメに襲われた。男性は仲間の献身的な努力のおかげで一命をとりとめる。しかし、この海域でサメが人を襲うのは珍しいことだった。理由を突き止めるべく、専門家たちは被害者の持ち物から周辺の状況まで手掛かりを細かく検証していく。すると、事故の前に起こった嵐がサメの行動に影響を与えていたこと、嵐の後に獲物を求めるサメと人間が遭遇し、事故につながったことが判明する。

「 ホホジロザメの訓練場(原題:BORN WILD) 」

オーストラリアの東海岸でサーファーがサメにかまれた。ボードをかみちぎった跡から、若いホホジロザメと推定される。そこで世界中で起きたホホジロザメによる襲撃事件を調査。そして、3つのケースをピックアップすることに。いずれも若いサメによるものだ。若いサメは人間を襲う可能性が高いのだろうか。仮にそうだとすれば、それは一体なぜなのか。最新の研究、そして独創的な実験を通して、専門家たちが謎の解明に挑戦する。

「 入り江に誘われて(原題:TROUBLED WATERS) 」

シドニーの入り江付近を泳いでいた男性がサメに襲われて亡くなった。現地では60年ぶりの死亡事故となった。専門家は襲撃の原因を解明すべく、過去の事故を調査。すると現場は小魚とそれを狙う捕食動物が集まってくる場所だったと判明する。そして被害者の衣服も調べるが直接の原因ではないと分かる。さらに事故の年に起こったある気象現象が影響して海水温と海流が変化。それがサメを引きつける一因になったことも明らかに。

「 重なった不運(原題:WRONG PLACE, WRONG TIME) 」

今回番組の調査チームが解明に挑むのは、フロリダで発生した2件の事故だ。いずれも同じ時期に同じ場所の海岸近くで、若いサーファーが襲われているという共通点があった。チームは膨大なデータベースから過去の被害傾向を分析。最新の研究結果や現地での調査も踏まえて、サメの生態との因果関係を検証する。その結果、偶然の一致だと思われた2件の事故に驚愕の関連性が見つかり、2人がサメに襲われた理由が明らかになる。

「 音に惹かれて(原題:SOUND BITES) 」

今回調査するのは、スピアフィッシングを楽しむ人々がサメに襲われた事故。魚を射止めた後に襲撃されていたことから、魚の血のニオイが原因だったのではないかと思われた。しかし、サメが血のニオイよりもスピアガンの音に素早く反応するのかを検証した結果、それだけが原因ではないことが分かった。さらに、スピアガンの音がすれば簡単にエサにありつけることを学んでいたことも判明。サメは事故現場に引き寄せられていたのだ。

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