インカ帝国が興るはるか昔からペルーの中央アンデスで栄えたチャチャポヤ文化。インカ帝国に征服されるまで「雲の戦士」として山岳地帯を支配した彼らの物語は、謎を残したまま遺跡と共に消え去ろうとしてる。アルバート・リンと仲間たちは、現地の村人や考古学者の力を借りながら、険しい崖を登り、激しい急流を下り、うっそうとした雲霧林に分け入り、失われたチャチャポヤの都市の手がかりを求めてペルーの秘境を探検する。
紀元1世紀、世界を席巻していたローマ帝国はスコットランドに遠征。しかし『ピクト』と呼ばれる先住民族の反撃により失敗に終わった。探検家のアルバート・リンが、切り立った崖を登り、謎めいた洞窟に入り、急流を泳いで、失われた物語に迫る。実態が謎に包まれた古代人、ピクトは、いかにして世界最強の大軍隊を撃退したのか。その答えを求めて、最新鋭のスキャン・システムを使い、ピクトの失われた王国を探す。
聖書に描かれた時代に起きた気候の黙示録を生き延びた謎多きカナン人の暮らし。彼らの失われた都市を探すべく、アルバート・リンと仲間たちはイスラエルへ。4000年前の難破船の残骸を求めて海に潜り、命の危険にさらされながら険しい崖を登る。リンたちの果敢な挑戦と最先端技術は、カナン人が大干ばつを生き延びた秘密や彼らの宮殿に隠された謎を紐解いてゆく。そこには現代を生きる我々への大切なメッセージが隠されていた。
探検家のアルバート・リンが、オマーンの砂漠と山脈の調査に挑む。今回のミッションは、謎多きアラビアの文明、マガンの、失われた土地を探すこと。青銅器時代、海を渡った彼らの輸出品は、巨大な権力を持つ国々の原動力となっていた。アルバートは、砂漠に出現した深い亀裂を下りて巨大な空洞を目撃。また、辺境の崖を登り、古代の霊廟を見つける。さらに、最先端の技術を使い、この類まれな失われた世界に光を当てる。
スーダンの砂漠でアルバート・リンと仲間たちが探すのは、かつて強大な古代エジプト帝国を支配し、ナイル川流域で栄えたクシュ王国の失われた都市。ドローンに搭載したLiDARやサーモグラフィーなど、スーダンにおける考古学研究では初めて用いられる最先端技術を武器に、歴史から抹消されたクシュの人々の歴史に再び光を当てるべく、ナイル川が抱くピラミッド群、水没した地下の王墓、神々が住むとされた聖なる山の謎に挑む。
アルバート・リンが、古代マヤ民族の失われた都市を見つけるミッションに挑む。捜索する古代都市は、メキシコの遺跡パレンケの見事なピラミッドを作り上げた人々が、かつて暮らしていた場所。リンとそのチームを後押しするのは、現代のマヤ民族の知識と最新鋭のスキャン技術。手つかずのジャングルを抜け、セノーテの暗い水中に潜り、巨大な山の心臓部に下りて、たどり着いたのは、マヤ民族発祥にまつわる驚きの物語だった。