ミシェルは雪上車に乗って耳の不調を抱える犬を往診したり、野生生物保護センターでわがままなヤマアラシの歯の検査をしたりと、相変わらずあちこちを忙しく駆け回っている。そんなある日、食べ物も水も受けつけずトイレにも行かなくなった猫が診療所に救急で運び込まれた。あらゆる原因を探るうちに、ミシェルは猫の舌に糸が絡みついていることに気づく。その日は糸を切って家に帰すが、果たして無事に回復するのだろうか。
春の訪れとともに始まった動物たちの予防接種。大行列の患者たちをさばき終わると、人間用のサプリメントを大量に誤飲した犬が急患として運び込まれる。野生生物保護センターでは、頬に膿がたまり、餌を食べなくなったシトカジカを診察。さまざまな原因を探るうち、ミシェルは腐った歯が感染源であることを突き止める。抜歯をしようと奮闘するが、シカの抜歯が初めてのミシェルは頭蓋骨を持ち出して処置に挑む。
牛をボートで移送するため、コディアック島にやってきたミシェル。大きな牛は麻酔銃を撃って眠らせ、積み下ろしするのもひと苦労だ。復路では馬をコディアック島に連れて帰るが、到着を目前にしてボートの先端が沈みかけるアクシデントが。ヘリテージ牧場では、ケリーの愛犬ペニーの足の調子を診たり、新入りのチンチラの健康チェックも行う。ヘインズに戻ると、今度は老犬を診察。まぶたの腫瘍切除を行うことになったのだが…。
アラスカ野生生物保護センターで、トゲに苦戦しつつヤマアラシのキットカットの定期検診を終えたミシェルは、足を引きずるおばあちゃんバイソンのグランマの診察へ。トナカイ牧場ではウォルトの自慢の角が折れ、暴れる彼を相手に悪戦苦闘する。ファイスティの飼い主からは、子犬たちの元気がないと診察の依頼が入る。愛犬のデイジー・メイの前足のしこりを検査したミシェル。検査結果を聞いたマヤは難しい選択を迫られる。
デイジーを連れてコディアック島にやってきたミシェルと娘たち。今回の目的はバイソンの運搬だ。60頭を超えるバイソンの群れを追い立て、囲いの中に集めようとするが、気まぐれなバイソンは思うように動いてくれない。そして作業の合間には、デイジーの脚にできた大きな腫瘍の治療を試みる。野生生物保護センターでは、足を引きずるシトカジカの診察だ。そんななか、治療薬の副作用に苦しむデイジーに合併症が…。
耳のかゆみを訴えて診療所に来た1匹の犬。診療所に彼の歌声が響き渡る。続いて原因不明の首の腫れに苦しむ犬がやって来る。呼吸困難を防ぎ、腫れの原因を探るため手術を始めるが、一筋縄ではいかない。アラスカ野生生物保護センターでは肩の毛が抜けてしまった幼いジャコウウシを診る。脱毛の原因は身近なところにあった。大勢の観光客が注目する中で行われたヘラジカの健康診断では、ベテランのサラが最後に失敗をしてしまう。
シエラがオーストラリアの大学で獣医学を学ぶことを決めた。ヘインズを離れるまで残り数ヵ月。シエラは変わらずミシェルの助手として働き、日々学びを重ねている。そんなある日、ミシェルがコロナに感染してしまう。休診にするわけにもいかず、シエラとマヤが臨時で診察を担当することになった。そこへやって来たのは鼻にトゲが刺さった犬や、脚に炎症を起こした犬。果たして2人はうまく対処できるのだろうか。
デヴの牛牧場にやって来たミシェルたち。約130頭の牛たちを相手に悪戦苦闘しながら健康診断と予防接種を行う。続いて呼吸困難に苦しむ子牛を助けようと手を尽くすが、状況は芳しくない。馬の囲いでは、みんなを悩ませているお騒がせ者の小型のラバを落ち着かせるため、ミシェルはある計画を実行する。診療所に戻ったミシェルの元を1匹の犬が訪れるが、彼は最近ヘインズの犬たちの間ではやっている病気と同じ症状を見せていた。
ミニチュア牧場にやって来たミシェルたちは、牧場主から牛の妊娠検査を頼まれた。なかなか妊娠しないメス牛の検査にシエラが挑戦する。また、ウィローが目の病気を抱えた野良の子猫を連れてくる。大きく膨れて突出した子猫の目を見て緑内障を疑うミシェルは、摘出手術に踏み切ることに。果たして子猫は手術を乗り越えられるか?その他、フェレットの血尿の治療やジャコウウシの赤ちゃんの健康診断など、次々に患者を診察する。
アラスカ州漁業狩猟省のトラヴィスと共にイヌワシの営巣地へとやって来たミシェルたち。鉛の影響を調べるため、険しい崖を下りて2羽の幼鳥を捕獲し健康診断を行う。アラスカ州西部の町、ノームでは他の獣医と協力して押し寄せる動物たちの診察にあたり、犬と猫の手術を通じてお互いの技術を高め合う。ヘインズの診療所には前足に大きなこぶのできた犬がやって来る。厳しい状況の中、なんとか余生を楽に過ごせる方法を模索する。