今回の車は1987年式ルノー・アルピーヌGTA。オーナーである元コンピューター技師のデビッドは病に倒れ、やっと手に入れた夢の愛車は修理もされず放置されることに。見た目は状態の良いGTAだがエンジンに不具合があるようだ。スチール製シャシーにGFRP製のボディーが載った構造はサビの補修が厄介だ。そして最大の問題は塗装が難しいパールカラーのパネル。今では入手不能な80年代の塗料を再現できるだろうか?
今回は普通の車の代名詞とも言えるフォード・モンデオ。オーナーのカールは2人の娘を持つシングルファーザー。数年前から本人や家族に悲劇が続いたことで、父の形見である愛車を放置してしまっていた。そんなカールに人生には良いこともあると知ってもらいたいと願う友人たちがSOSを発信。廃車寸前のポンコツ車をカール好みのツーリングカー風に仕上げるべく、有名エンジンメーカーやセレブの力も借りながら大奮闘する。
ティムとファズは、ロッチデールで1953年式ライレーRMFをピックアップする。戦後に人気を博したこの希少なイギリス製クラシックカーだ。親から子へと受け継がれた70年来の宝物だが、現オーナーであるリチャードは、自身の健康上の事情もあり、愛車を一度も走らせることができずにいた。そこで彼の夢をかなえるべくSOSが発信されたのだ。ところが、作業を始めてみると外側からは見えなかった問題が次々と出てくる。
今回の車は1973年式のポルシェ911タルガだ。オーナーのベンは35年ほど前にレストア用の車両を購入したものの、日々の生活に追われ、さらには若年性の認知症を患い、愛車に手を付けられずにいた。妻のジャネッタと友人のアンディからの依頼を受け、早速ティムとファズが修復を開始・・・とはいかず、まずはゆがみのひどいボディーを専門家に鑑定してもらうことに。プロジェクトはのっけから暗礁に乗り上げてしまうのか?
今回の車はジープ・グランドチェロキー。オーナーである元軍人のステファンは従軍中に地雷を踏んでしまい両足を失うという大事故に見舞われながらも、それを乗り越え、今もアクティブに挑戦を続けている。そんなオーナーのためにボロボロのグランド・チェロキーを修理し、究極のオフロードカーに改造して欲しいというのが今回の依頼だ。ティムとファズは、専門家の助けも借りながら最高のサプライズを届けるべく奮闘する。
今回の車は造園家のダレンが所有する1986年式ローバーSD1。かつてはモーターショーで賞を取ったことがあるほど細部まで手入れされた美しい車だった。しかし、ダレンと彼の息子をある病が襲ったことがきっかけで愛車は変わり果てた姿となってしまっていた。今回もレストアに臨むティムとファズだったが、カギもなければサビだらけ…。果たして、残された鍵穴から新しいカギを作り出し、穴だらけの車を再生できるのだろうか?
今回の車は1965年式のフォード・マスタング、ならぬサビタングだ。番組史上、類を見ないほどサビついた車にティムとファズが挑戦。オーナーのジョンは35年ほど前に妻を亡くし、男手一つで3人の子どもを育ててきた。その間、放置せざるをえなかった車が今蘇ろうとしている。お披露目の舞台はなんとロンドンのO2アリーナ!モンスタートラックを見にやって来た1万人の観客の前で、ジョンに人生最大のサプライズを届ける!
今回は45年モノの建設車両、JCBバックホーローダー。オーナーである元大工のケブは、不幸にも職場で事故、そして二度の心臓発作に見舞われたことで、老朽化が進んだ愛車の整備ができずにいたのだった。ケブの家族は、大好きな重機を操ることで人の役に立つ喜びを取り戻して欲しいとSOSを発信。しかし、巨大な重機は番組の修理工場では手に負えず、専門家の助けを借りることに。何もかもが規格外のスケールの大仕事となる。
今回の車はトヨタの1988年式初代MR2。日本発のコンパクトな2シータースポーツカーは今でもファンの多い伝説の名車だ。オーナーのケヴィンは人生の大半を自動車業界で過ごしてきた。しかし、6年前、生死に関わる難病に倒れてから入退院を繰り返し、愛車に手を付けられずにいた。過酷な闘病に耐える夫を笑顔にしたいと妻は言う。一見きれいに見えるMR2だが、レストアを始めると隠れていた問題が次々と明るみに…。
今回は、ティムとファズが番組で手がけたことのないスーパーカーに挑戦。イギリスで誕生し、数々の世界記録を打ち立ててきた、希少な1989年式のアルティマMk3だ。オーナーのキースは里親として120人以上の子供を養育してきた。自分の時間も夢も犠牲にすることで、子どもたちに愛情を注いできたのだ。そのため、愛車のスーパーカーは30年以上ガレージに放置されてきた。スーパーカーを蘇らせることはできるだろうか。