翌年の大統領選挙で再選を目指すケネディ大統領は1963年11月、妻ジャクリーンを伴ってテキサス州を訪れた。各地で熱烈な歓迎を受けながらダラスに到着。だがダラス市街をパレード中に突然、大統領は凶弾に倒れる。その時、真っ先に駆けつけたシークレットサービス・エージェントのクリント・ヒル、彼の同僚、リポーターなど、事件を間近に見た人々が60年前のあの日を語り、アメリカの大きな希望が消えた瞬間を振り返る。
大統領を暗殺した犯人の捜索が大規模に行われるが、さらなる被害者が出たとの報告が入る。その容疑者として逮捕されたリー・ハーヴェイ・オズワルドが、大統領暗殺犯としても取り調べを受け、その同僚や家族も警察に連行される。現場で発見されたライフルは彼の物なのか?一方、ケネディの遺体は大統領専用機でワシントンへ運ばれ、その機上でジャクリーンも立ち会いのもと、ジョンソン新大統領の宣誓が行われる。
ケネディの遺体は大統領専用機でワシントンに到着。ジョンソンは新大統領としての最初のあいさつを滑走路で行う。悲しみに包まれるアメリカで大勢が見守る中、盛大な国葬が行われる。妻ジャクリーンは悲しみに耐えつつ、気丈に葬儀の行進に加わり夫を見送ろうとする。大統領暗殺犯としても訴追されるオズワルドは郡刑務所へ移送されることになるが、まさに出発しようとしたその時、今度は彼を突然の銃弾が襲う。