1944年、連合軍は史上最大の水陸同時上陸作戦「ノルマンディー上陸作戦」に向け、イギリスで準備を始める。連合軍は上陸に向けた極秘演習を重ねると共に、軍事技術を発展させ新しい戦車などを開発。一方ナチス率いるドイツ軍は、「大西洋の壁」と呼ばれる強固な海岸防衛戦を早急に強化していく。いよいよ作戦決行日。連合軍は7000以上の艦艇と15万人以上の兵士を集め、フランスのノルマンディー海岸へと侵攻を始める。
1942年、連合軍によるドイツへの絶え間ない空爆が続き、ヒトラーは連合軍に報復をしようと計画を立てる。ドイツの極秘施設の中では、ナチスの科学者たちにより、世界初の巡航ミサイル、弾道ミサイルとなる2つの報復兵器の開発が進められた。対する連合軍は、上空からの偵察と写真判読を駆使し、このナチスの極秘計画を暴こうとする。果たして連合軍は、2つの報復兵器が完成する前にヒトラーを止めることができるのだろうか?
1945年、スターリンはヒトラーへの報復のため、ナチス・ドイツを相手に殲滅戦を行うことを決意する。東部戦線では、100万人以上の赤軍兵士がベルリン陥落を目指して進撃を開始した。しかしベルリンに辿り着くには、その道に立ちはだかる数々の防衛網を突破しなければならない。そこにはドイツ軍の最先端技術が注ぎ込まれていた。ソ連の軍事力とナチスの技術力、果たしてどちらが勝利を手にするのか。
1943年、ヒトラーは3年以上に渡って快進撃を続け、ヨーロッパ大陸を次々に制圧していた。戦場ではナチスに太刀打ちできなくなった連合軍は、戦車や戦艦、軍用機などを生産しナチスの戦力を支えていた、ドイツの軍需産業に打撃を与えるべく計画を立てる。連合軍の全空軍隊員の中から優秀な隊員が集められ、第617中隊を結成。彼らは最新鋭の爆撃機、ランカスターと共に、史上最も無謀とも言える危険なダム爆破作戦に挑む。
1944年12月。ヒトラーは、西部戦線のベルギーとルクセンブルクの国境地帯に広がるアルデンヌにおいて奇襲を仕掛ける。そこは連合軍の兵力が手薄になっていた場所であった。小さな町々で、数的劣勢に立たされた連合軍の小隊が、ドイツ軍の大隊と対峙することとなる。優れた兵器を擁するナチス・ドイツに、圧倒的劣勢のアメリカ兵が根性で立ち向かうという、まるでダビデとゴリアテの戦いのような「バルジの戦い」が始まった。
1940年5月。連合軍は、ナチス・ドイツ陸軍によってダンケルクの砂浜に追い詰められ、包囲された。イギリス・ドーバー城の近く深くに掘られた地下トンネルの中では、イギリス海軍が連合軍兵士の救出作戦計画を立て始める。ドイツ陸軍が包囲網を狭める中、空軍の爆撃機が連合軍兵士を狙う。果たして連合軍兵士は、無事イギリスへ撤退し、今後も戦争を続けることができるのか?この作戦が、戦争の結果を左右することとなる。