パナマの雲霧林に囲まれた家族経営のファームとレストランで、クリステン・キッシュは「大自然から食卓へ」という考えのもとで提供される料理の秘密に迫る。新鮮なクレソンを求めて滝を懸垂下降し、鶏をさばくのを手伝い、燻製器の燃料の薪を切る。だが、オーナーからパナマのトップシェフのために料理をするので手を貸してほしいと頼まれ、緊張が走る。
クリステン・キッシュはメイン州の沖合のノース・ヘブン島に向かう。そこでは新任シェフが昔ながらの会食メニューを南部風に工夫しようと意気込んでいる。クリステンは冷たい海でロブスターとカキを捕り、島でしか味わえないヤギ乳の特徴を知る。そして島の人たちに喜んでもらおうと、シェフを手伝って地元の一品をスパイシーにアレンジする。
北極圏のスヴァールバル諸島に建つノルウェーのレストランでは、店にたどり着くまでの旅と同じくらい冒険に満ちた食事を作ることがミッションだ。リソースと食材は限られているため、料理に突飛な味わいを期待する手ごわいレストラン創設者を満足させるには想像力をフルに働かせなければならない。
クリステン・キッシュはブラジルの海岸を旅し、全長15メートルの漁船上の一流レストランを訪れる。ユニークな地元の食材を使った実験的なメニューを得意としているが、料理に仕立て上げるのはかなり難しい。クリステンはぬかるんだマングローブ林から熱帯雨林の奥深くまで分け入り、新鮮な食材を海の上のテーブルに乗せるために必要なことを学ぶ。