マリファナ、ヘロイン、コカイン、新手のMDMAやアヤワスカ…。今回はドラッグの生産者や製造者にスポットを当て業界の裏側を深掘りする。アムステルダムで大麻の品種改良に着手し世界的な成功を収めた起業家、カルテルに搾取されながらも家族を支えるためコカインの原料となるコカを違法に栽培するコロンビアの農家など、世界各地に目を向け、ドラッグ製造の光と影に密着する。
今や世界中に蔓延する違法ドラッグ。ユーザーたちが使用に至った動機など、その背景は様々だ。ケガの後遺症を軽減するためにドラッグを使用する者、ナイトライフを楽しむためにドラッグを求める者、インスピレーションを求める者もいれば、ドラッグに溺れ、何もかもを失い人生を台無しにした者たちも。一度手を出したら二度と抜け出せないドラッグの魅力や恐ろしさを、経験者が自らの口で語る。
ロンドンではコカイン、アラスカではヘロイン、ニューヨークではマリファナ…。ドラッグの流行はその土地や時代背景によってさまざまな様相を見せる。今回は各地で成功するディーラーたちのビジネススタイルに焦点を当てる。時流に乗り、ユーザーたちの需要に応え、捜査の目を巧みにかいくぐって大金を手にするディーラーたちの生き残り術に密着する。
メキシコからアメリカへ国境を越えて密輸される違法ドラッグ。麻薬組織を摘発し、麻薬ルートを解体するべく、警察が様々な方向から策を講じる。ターゲットのアジトへの強襲、秘密情報提供者との協力、覆面捜査官によるカルテルへの潜入捜査、国境警備や検問の強化など、あらゆる角度からの取り組みを試みるも、決して終わることのない麻薬組織との闘い。社会を脅かすドラッグ撲滅に向けたアメリカ各地での取り組みを紹介する。
主にメキシコから流入しアメリカ社会に蔓えんするドラッグ。今回はその撲滅を目指す捜査機関に着目。供給網の大元を断つため彼らが逮捕したいのはメキシコにいる密売組織の大物たち。複雑なカルテルの組織構造を探るうえで有効な戦略の1つが潜入捜査だ。逮捕したディーラーを寝返らせ情報提供者として組織の内情を報告させるケース、捜査官自らが売人になりすまして組織に潜入するケースなど、緊迫の情報収集戦に密着する。
ドラッグを巡る争いが激化する中、銃を使った残虐な手段で社会を恐怖に陥れる者たち。借金の取り立てや縄張りを守るために銃を駆使する麻薬組織やギャング集団の用心棒、商品を守るために銃を携帯するディーラー、武装した強盗、ギャング同士の抗争など、ドラッグと銃は切っても切れない関係だ。しかしその陰には、家族や仲間の命を奪われ悲しみにくれる人々も。莫大なカネを巡る非道な争いの裏側に迫る。
シナロア・カルテルをはじめ、アメリカ全土を食い物にし、魔の手を広げ続けるメキシコの麻薬カルテル。今回はそのカルテルの下で働く者たちに着目。カネもうけのため進んでカルテルの駒となる者、大切な人を人質に取られその呪縛から逃れられずにいる者など、それぞれの事情に密着し、カルテルの実像を暴く。
莫大なカネが動くドラッグ業界。その裏には過剰摂取や依存症で命を落とす者や、激化する麻薬組織間の抗争で殺される者たちがいる。ドラッグの世界に死は付きものだ。取り締まりを強化し製造所への乗り込みを計る警察、救急搬送される急性中毒患者を救うべく尽力する救急隊、常習者を支援する人々、人の命よりカネを重視するディーラーやカルテルの殺し屋。ドラッグが引き起こす惨状とその背景を追う。
マルディグラ、独立記念日、ハロウィーン、大みそか…。祝いの季節はアメリカ中のドラッグユーザーとディーラーが浮足立つ。各都市で盛り上がる祭りに密着し、解放感にひたろうとドラッグでハイになり、ついハメを外してしまうユーザーや、彼らをカモにしようと準備にいそしむディーラーたちの姿を追う。
ドラッグ撲滅を目指しディーラーの検挙に奮闘する警察。だが、その戦いは常にいたちごっこだ。刑務所に収監されたディーラーたちは、塀の中からドラッグ取引に関与しあらゆる手口で闇ビジネスを行っている。巧妙な手口でドラッグを手に入れる者、囚人とグルでドラッグを運び込む刑務所職員、ドラッグで手に入れたカネを資金に音楽活動をする者など、刑務所で繰り広げられるドラッグビジネスの実態を様々な角度から紹介する。
今回はドラッグの運び人たちに着目。中南米諸国で生産されたドラッグを持ち運ぶために命がけでアメリカとメキシコの国境を超える者、オーストラリアで幅を利かせる中国系犯罪組織・三合会に雇われた者、捜査の目をごまかすためアフリカ経由で南米にドラッグを密輸する者など、裏社会でひっそりと繰り広げられる彼らなりの戦いに密着する。
強大な資金と組織力を持つ麻薬カルテル。その一端を担っているのが、カルテルの残虐な殺し屋やディーラーたちだ。軍や警察は、ディーラーを摘発しアジトや製造所を強襲、原料となるケシ畑を潰すなど、流通ルートを破壊するべく日々奮闘している。だがカルテルは、警察の目をすり抜け、想像を絶するようなあらゆる手段でドラッグを世界中に送り込む。決して終わることのないカルテルとの戦い。巧妙化する手口とその内情に迫る。
今回はドラッグに関わる女たちに密着。ドラッグに手を出し、やがてやめられなくなり、ドラッグ代を稼ぐため体を売らざるを得なくなった女、ポルノ映画に出演するかたわらハイになる感覚に依存した女、自ら売れ筋のドラッグを仕入れ、ディーラーを束ねるやり手の女など、彼女たち独自の闘い、生き様を垣間見る。
アメリカをはじめ、世界中で大人気のコカイン。一流企業のビジネスマンや上流階級の人々までをも夢中にさせ翻弄する魅惑のドラッグだ。原産地の南米ペルーでは、家族を養うためにコカの栽培に従事する者や、学費や教材費のために運び屋として働く少年らがいる。取引ルートを破壊するべく奮闘する警察と、監視の目をすり抜け体を張り商売に勤しむディーラーたち。新たなドラッグが登場しても、コカインの人気が衰えることはない。
今回のテーマはメタンフェタミン、通称メス。アメリカに流通する量の8割を占めると言われるメキシコ産のメス。山奥の巨大ラボで何トンものメスが製造される一方で、材料さえそろえば誰でも手軽につくれてしまうという側面も。タイ、オーストラリアなど、世界中に蔓延するメスの市場をめぐるディーラーたちの攻防や、メスに依存し生活をむしばまれていったユーザーたちの生の声を届ける。
アメリカで蔓延する薬物中毒。中でもヘロイン依存症のきっかけは、医師から処方される鎮痛剤であることが多い。若者たちをも虜にするヘロインは安価であることが魅力の一つだが、利益を出すためにかさ増しされていることが多々あり、人体への被害は重大だ。社会問題となっているヘロインに焦点を当て、薬物で人生を台無しにした者、利益だけを追求するディーラー、流通を阻止するべく奮闘する軍や警察の姿を追う。
