都会の喧騒を嫌い、社会の枠組みに縛られないシンプルな生き方を求めてアラスカの辺境へと移り住んだ者たちが、厳しい冬を越すための準備に奔走する。カヌーを移動手段に半ば放浪生活を送るマイケルは、食用肉にするヘラジカを探し、若いモース夫妻はライチョウを追う。犬ぞり使いのブレントとイーダが住まいの増築作業を急ピッチで進める一方、アラスカ育ちのケイレブは、幼い息子を連れて山へ狩りに出かける。
間もなく冬を迎えるアラスカの大地。人里離れた場所で暮らす者たちの最重要課題は、冬を越すための食糧を蓄えること。ケイレブは子供たちに狩りを体験させるため、家族全員を伴って雪深い山へと入り、モース夫妻はお手製のヤスを手に、氷の張った川で魚を捕ろうと奮闘する。一方、退役軍人のアレックスは、愛犬と共に山小屋で新生活を始めるために街を出る。自然の恵みを糧とするためには、知恵と体力だけでなく、覚悟も必要だ。
クリスとジェシーはついにフェアバンクスを離れ、森の中の小屋へと旅立つ。マイケルはより大きなカヌーを造るため、朝から晩まで作業場にこもることに。ブレントは本格的に犬ぞりの訓練を始めるが、森で予期せぬ問題が起こる。アレックスは何とか肉を手に入れようと、愛犬シプシーと共にウサギやリスを狩ろうと奮闘する。極限のアラスカの奥地で生きることを選んだ者たちが、日々のサバイバルの中で得られる生きる喜びとは何か。
次第に寒さが増すアラスカの冬。ブレントは生活必需品である薪の調達に奮闘し、アレックスは森の中に狩猟小屋を作ろうと汗を流す。氷点下での肉体労働は、時として命に関わる危険な作業だ。マイケルは積雪不足のなか自転車でそり犬たちの訓練に励む。それぞれが冬本番を前に、厳しい季節を生き抜くための準備に余念がない。一方ケイレブは、川沿いの道路を荒らすビーバーの駆除を計画。子どもたちに罠づくりを体験させる。
アレックスは自作の狩猟小屋から期待を胸にビーバー狩りに出かけ、ケイレブとブリタニーは約500キロ離れた町まで建築資材を買いに行く。マイケルは初の犬ぞり作りに挑戦し、クリスとジェシーは自分たちの手で納屋を建てようとする。自然の中で生きるためには、必要な物は自分たちの手で作らなければいけないこともある。彼らが苦労の末に生み出す物にはどんな思いが込められているのだろうか。森で育まれる新たな価値観に迫る。
本格的な冬の到来を前に、マイケルはそり犬の訓練のために、自作のそりに乗って湖へとキャンプに出かける。クリスとジェシーは生活用水を確保するため、危険な氷の切り出し作業に挑戦。ブレントは降り積もった雪のせいで住まいのメンテナンスに追われている。すでに春を見越しているアレックスは、雪解けの前に川に新しい橋をかけようと奮闘する。寒さが厳しさを増すほど日々の仕事の危険も増すが、諦めることは許されない。
極寒の時季を迎えたアラスカで、若き移住者たちは短い日照時間をできるだけ有効に使うことに努める。アレックスは薪の切り出しに汗を流し、食料が底を突きかけてきたクリスとジェシーは、ビーバーを捕まえるため凍結した湖での危険な猟に挑む。カリブー狩りを心待ちにするマイケルは、身を切る寒さのなか猟区に向けての旅に出発。イーダは初めての犬ぞりレースに臨む。果たして辛さを乗り越えて完走できるだろうか。
アラスカは容赦ない厳冬の真っただ中。若き移住者たちは、生きるために欠かせない食糧と資源を求め、深い雪をかき分けて未だ足を踏み入れたことのない土地に赴く。マイケルはガルカナ川でカリブーの足跡を追う。アレックスは愛犬シプシーと共に新しい狩り場の開拓へ。クリスとジェシーは、ジップラインを使って川の向こう岸へスノーモービルを運ぼうと試みる。果たして彼らの真冬の挑戦に、アラスカの自然はどう応えるのか。
