ローマ、フィウミチーノ空港。イタリアで最も忙しいこの空港では、多様化する違法行為を取り締まるべく、国家警察が昼夜を問わず奮闘を続けている。麻薬の売上金をアフリカへ運ぼうとする犯罪グループを捜査することに。一方、ピサから来た女性を足止めすると、彼女はコカインらしき物質が入った包みを体に巻き付けていた。パスポートを持っていない男性は自身の身元を隠そうとしている。一体どんな事情があるのだろうか。
ローマのフィウミチーノ空港にはバチカン市国を訪れる巡礼者も降り立つ。ペルーから来た青年は教皇謁見に訪れたというが、検査を行うとシャツに包みが貼り付けられていた。パリから戻ったビジネス旅行者の荷物からは不審な包みが出てくる。入国記録のない家族連れは偽造パスポートで移民を試みるアルバニア人だと判明。未成年の息子は両親と引き離されてしまうのだろうか。免税店では万引き犯の追及が意外な展開を迎えることに。
恋人に会いに来たと口にするブラジル人男性。荷物を検査してみると、下着から麻薬が出てくる。さらに不審な渡航歴のあるブルガリア人女性を調べたところ、スーツケースから麻薬が見つかる。一方、偽造パスポートでアイルランドへ飛ぼうとしていたイラン人親子を拘束するが、どうやら複雑な事情があるらしい。荷物に液体物を入れていたロシア人夫婦は、保安検査で何度も止められてしまう。果たして、フライトに間に合うのだろうか。
リオのカーニバルで知られるブラジルから到着した男性。ベネチアのカーニバルを観るために来たという。勤務先の工場で優秀な成績を収め、旅行をプレゼントされたというのだが…。不審に感じた警察が男性のスーツケースを調べてみると、4着のパジャマが出てくる。しかし、旅行の日程はたったの4日間だ。1日に1着ずつ着るというのか。しかも、妙に湿っており、不審な臭いも漂っている。果たして、男性の話に嘘はないのだろうか。
ローマ教皇が空港を利用することになり、空港の国家警察が警護にあたる。一方、ベルギーから到着した男性乗客の靴にヘロインが隠されているのを発見する。さらに偽造パスポートで渡航しようとしていたと見られる3人のバングラディシュ人も拘束することに。また、娘の結婚式のためにイタリアを訪れたものの、夫がパスポートを紛失したというトルコ人夫婦や、荷物検査を頑なに拒否する不審な男性客も登場する。
イベントのために訪れたというDJの男性から麻薬が見つかる。一方、アムステルダムから訪れたキューバ人女性の荷物からは、麻薬ではなく変わった品物が…。また、虚偽の書類でアルバニア人女性の不方入国を助けた男性が摘発される。さらに、あるカップルはシェンゲン・ビザがないために入国を拒否され、新婚旅行が台無しになってしまう。そして、免税店から商品を盗んで拘束された男性には、実は共犯者がいたことが判明する。
ローマのフィウミチーニ空港では、国家の安全を脅かしかねない事態が数多く起こっている。スーツケースにヘロインを隠して入国を試みる男性。ビザ、そして状況を見る限り、他人とは思えないが、あくまで他人同士であると主張し続ける二人組。そして、ある乗客の荷物からは爆発物の反応があり、彼が預けた荷物を捜し出す事態に。ある女性は兄弟から荷物を預ったというが、そこにコカインが染み込ませてあったことが判明する。