JFK国際空港で約600万ドル相当のコカインが押収された。捕まったのは航空会社の荷物係。仲間と思われる容疑者も元々は航空会社の職員だったことが判明。一方、国土安全保障捜査局の捜査によって浮かび上がってきたのは、麻薬の一大市場であるニューヨークを中心に、西海岸とメキシコを股にかけ、コカインと資金を循環させる巨大な犯罪ネットワークだった。また、税関・国境警備局の麻薬犬チームの活躍の裏側にも密着していく。
アメリカに入国する何百万人もの乗客に紛れて運び込まれる違法な品々を取り締まる警察の戦いに密着。近年、増加の傾向にあるのは、アメリカでは規制の対象である処方薬を海外から持ち込む人々だ。JFK国際空港では運び屋の乗客が捕らえられる。キュラソーに拠点を置く麻薬組織は乗客や航空会社職員を利用して巧妙に麻薬を密輸しているのだ。マイアミにはカリブ諸国から飛行機だけでなく船でも大量の麻薬が持ち込まれている。
アトランタ国際空港では、麻薬だけでなく、子犬の密輸も取り締まっている。コロナ禍でペット需要が急増。その結果、繁殖ビジネスが過熱し、密輸が後を絶たない。人気犬種の子犬を南米のブリーダーから安く買い付け、アメリカで1匹1万ドルもの高値で売りさばくのだ。陸の国境では乗用車を改造した麻薬密輸が横行。ノガレスの検問所では末端価格およそ27万ドル、サンディエゴでは100万ドルにもなる大量のコカインが発見される。
中南米からアメリカへの密入国を試みる者は多い。サンイシドロ検問所では車のトランクに2人の密入国者が隠れていた。一方、全米で流通するフェンタニルの大半が密輸されるルートであるサンディエゴでは、捜査局が麻薬の流入を阻止すべく、密輸の容疑車両を追跡する。また、アメリカからメキシコへ不正に輸出され、犯罪組織の手に渡る物資もある。大口径銃、拳銃、銃弾などの武器弾薬だ。不正な輸出入との闘いに終わりはない。
運び屋のSUVがメキシコから国境を越えてサンディエゴにやってきた。捜査官は国境警備隊と協力して車を追跡する。車を止めて調べてみたところ、コカインやフェンタニルなどの4種類の麻薬が大量に見つかった。一方、JFK国際空港では密輸された可能性のある古い美術品を調査する。さらにはニュージャージーの倉庫から20点ものモザイク画が発見される。果たしてこれらは本物なのだろうか。専門家に鑑定を依頼することに。
JFK国際空港の輸入貨物倉庫から大量の偽造マスク、偽のブランド品のバッグや靴などが見つかる。あるジャケットには600万ドル相当のケタミンが隠されていた。アトランタ国際空港では、コロンビア便の乗客の荷物から液体のケタミンが見つかる。一方、サンディエゴの捜査局はメキシコから入国した大型トラックを尾行し、積み荷のニンニクの中から大量の麻薬を押収。大量のメタンフェタミン、フェンタニル、コカインの摘発となった。
米国の自治領プエルトリコでは、税関・国境警備局の航空海上部隊が密輸船の取り締まりを行っている。運び屋がいるとの通報を受け、陸、海、そして空からジャングルを捜索。カリフォルニア州の検問所では、麻薬犬がかぎつけた車から12キロのメタンフェタミンが発見され、テキサス州の検問所では、トラックの積み荷から、基準値を超える鉛が使われたベビーシューズと人形、そして130キロの大麻を隠したグリルテーブルが見つかる。
JFK国際空港に到着した小包から銃の消音器が見つかる。密輸を企てた犯人を逮捕すべく、小包の宛先であるマンハッタンの高層ビルへ危険な捜査に出発する。コロナの感染拡大が一段落し、再び旅行者が増え始めたマイアミ国際空港では、買春ツアーに出ていた客を取締官が厳しく追求する。カリフォルニアの検問所では、燃料タンクをはじめ、至る所に麻薬が隠された車を発見。押収量は末端価格にしておよそ38万ドル分と大量だ。
マイアミ国際空港では乗客の荷物から禁止食品を嗅ぎ取る探知犬のビーグル隊が大活躍。サンイシドロ検問所ではメキシコから入った車のトランクから、匂いの強いチーズとともにブラックタール・ヘロインを押収。カナダとの国境では道を間違えた車から大麻やコカインが次から次へと見つかる。一方、サンディエゴの捜査局はメキシコから麻薬を運んでいる疑いのある車を追跡する。燃料タンクから大量のメタンフェタミンを摘発する。
プエルトリコで、運送業者から連絡を受けた捜査局がペンシルベニア宛ての宅配荷物を調べたところ、大量のコカインが見つかる。サンディエゴの捜査局は、メキシコ国境から運び屋の車の追跡を続け、メタンフェタミンとフェンタニルの押収に成功。一方、アリゾナ州の検問所では、車のサイドパネルからメタンフェタミンが見つかる。マイアミ国際空港では、無申告で40万ドルの現金をキューバへ持ち出そうとしていたグループを捕まえる。
カリフォルニア州の国境検問所で、ある車をX線検査にかけたところ、怪しい影が確認された。車体を調べてみると、フロアの下、シートの裏、エンジンルームの奥などから続々とメタンフェタミンが出てくる。総重量200キロ以上、末端価格100万ドル超えの一大押収案件となった。ジョン・F・ケネディ国際空港では、ある乗客のカバンから新型コロナワクチンの空白の接種証明書が大量に見つかった。一体何に使うつもりなのだろうか?
ノガレスの検問所では、女性が体内にフェンタニルを隠していることが発覚。そして、車両からも隠された麻薬が見つかる。サンディエゴでは、車の燃料タンクから40包み以上のメタンフェタミンを押収することに。簡単に取り出せるよう、包みが紐で結ばれていた。一方、アトランタ国際空港では、春休みのUターン客と共にさまざまな密輸が増加していた。ある乗客の洗濯物の袋からは、なんと3万8000ドルもの未申告の現金が見つかった。