真珠湾攻撃の16日前、日本の北のはずれに大艦隊が集結していた。4日後、艦隊は密かにハワイ目指して出撃する。その任務はまだほとんどの乗員が知らなかった。前代未聞の奇襲作戦はどのように計画され、進められていったのか。日本の動きを把握していたはずのアメリカはなぜ悲劇を防げなかったのか。攻撃開始の直前にはどんなことが起きていたのか。第1回は運命の瞬間に至るまでの道のりを、時間の流れに沿って描き出していく。
1941年12月7日、日本軍の大編隊が真珠湾にいるアメリカ太平洋艦隊と島内の航空基地に総攻撃をかける。不意を突かれたアメリカ側の損害は大きかったが、ただちに反撃を試み、多くの兵士は命を懸けて英雄的な行動を見せた。シリーズ第2回は奇襲攻撃の開始から終了までを時間の流れに沿って追いながら、凄まじい戦いと、その裏に隠されたドラマを克明に描き出す。さらに攻撃後の復旧活動やアメリカ社会の反響にも触れる。