今回は地上最大の動物であるゾウを解剖する。巨大な体の限界を乗り越えるために、ゾウはどう進化してきたのだろうか?内臓の解剖によって、巨大な体を動かすエネルギーをどのように吸収しているのかを探る。また体の各組織の動き方をコンピューター・グラフィックによって紹介する。さらには、めざましい進化を遂げてきたゾウも人間と同じ病気に感染しやすいことが解剖で判明する。
今回は地上で最も背の高い動物キリンを解剖し、その進化の謎を探る。普通の動物ドキュメンタリーでも動物の生態を見ることはできるが、組織や構造の動きは解剖によってしか解明できない。解剖の専門家が、人気も身長も共に高く謎に満ちたキリンの体にメスを入れる。
今回のエピソードでは専門家のチームがワニの体内組織の働きを探る。ワニほど太古のままの姿を留めた動物は珍しい。その解剖は驚きの連続だった。なぜワニが恐竜の時代から、ほとんど進化していないのかが明らかになる。
各国の専門家によるチームが、アイルランドの海岸に打ち上げられた約20メートルのナガスクジラの解剖に挑む。海岸に横たわったクジラがいるという知らせを受け、クジラ解剖の専門家、ジョイ・レイデンベルグがニューヨークから飛んできた。まず体が裂けていないか調べる。そしてチーム一丸となって、大きな機械を使った解剖にかかるが、強風、豪雨、寒さの中で悪臭に包まれながら血だらけの内臓を扱わねばならない。解剖を終えるべくチームは作業を急ぐが、潮が満ちてきてクジラを海に引き戻そうとする。皮と脂肪を切り開くと、そこにはクジラの進化の謎がつまっていた。