竜巻とハリケーンのシーズンが重なり始めたことは、新たなる危険な天候を生み出す気候変動の予兆かもしれない。トロピカルストーム「クリストバル」の影響が竜巻街道の気象条件にも影響を及ぼす中、リードとマイクの2人は、異常気象研究に役立てるために巨大竜巻のデータを入手しようとする。しかし、そのためには竜巻の中に観測装置を設置しなければならない。竜巻との命がけの鬼ごっこは、果たしてどのような結末を迎えるのか。
気候の変化により北部の高原地帯にも広がりつつある「竜巻街道」で、大きな嵐が次々と発生。しかし時を同じくしてフロリダ州にハリケーンが接近したため、リードとマイクは手分けをして両方を追うことに。果たしてその結果は「二兎を追う者は一兎をも得ず」となってしまうのか、それとも竜巻のシーズンが終わる前に大きな成果を上げることができるのか。北部の高原地帯を舞台に、巨大なくさび形の竜巻との最終決戦が始まる。
ハリケーンのシーズンに入ったばかりのメキシコ湾に2つの熱帯低気圧が現れ、ほぼ同時にアメリカ南部の沿岸部に上陸するかもしれないという予報が出た。この非常に珍しく危険な状況下で、リードとマイクは2つの巨大なハリケーンのデータを入手することができるのだろうか。気候変動と頻発する危険なレベルのハリケーンの関係を解明するデータを手に入れるため、2人は最新鋭の観測機と共に史上最大級の嵐の中に飛び込んでゆく。
異例な山火事や吹雪など、連続する異常気象に見舞われているアメリカに、再び巨大な嵐が迫ってきた。歩みの遅いハリケーン「サリー」は、ゆっくりとメキシコ湾を北上しながら勢力を強めているため、上陸後は長時間にわたる激しい暴風雨により大きな被害が出ることが予想される。リードと、間もなく父親になるマイクの2人は、異常気象と巨大な嵐との関係を解明するデータを入手するため、夜を徹したハリケーンとの長期戦に挑む。
メキシコでハリケーン「デルタ」のデータを入手したリードとマイクは、ルイジアナ州で再び同じハリケーンに入るために急いで帰国する。その数週間後、今度は危険なレベルの高潮を伴うハリケーン「ゼータ」がルイジアナ州に迫ってきた。2人はリアルタイムで高潮の情報を入手するため、沿岸部に新しい観測装置の設置を試みる。冬が間近に迫っても次々と襲いかかる巨大な嵐は、危険な天候が当たり前になる時代の訪れを予感させる。