ナショナル ジオグラフィック

スクープ!ドラッグと欲望の世界 4

原題: Drugs, Inc. 5
スクープ!ドラッグと欲望の世界 4の写真

番組内容

ドラッグが蔓延する各都市に潜入し、麻薬戦争の実情をより深く掘り下げていくシリーズの第4弾。密売人、ディーラー、使用者、捜査関係者、医療関係者たちの生の声を聞き、世界で年間約3000億ドル以上を生み出す巨大産業、ドラッグの実像に迫る。

ナレーション声優
大塚 明夫
【声優代表作】

「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」(バトー役)
「紅の豚」(カーチス役)
「ブラック・ジャック」(ブラック・ジャック役)
「メタルギアソリッド」(スネーク役)
「ONE PIECE」(マーシャル・D・ティーチ役)
「ジョジョの奇妙な冒険」(ワムウ役)
ほか


■60分×10話

エピソード

「 ニューヨーク 年越しのドラッグ (原題: New Year’s Eve NYC) 」

ニューヨーク 年越しのドラッグ (原題: New Year’s Eve NYC)の写真

ニューヨーク、大みそか。恒例の年越しカウントダウンに参加しようと大勢がマンハッタンのタイムズスクエアに集まってくる。めでたい気分の中、ドラッグでハメを外す者が激増するホリデーシーズンはドラッグのディーラーたちにとっては稼ぎ時だ。少しでも多くのドラッグを売ろうとヘロインやコカイン、MDMAの調達に奔走するディーラーたち、そしてそれを防ごうと警戒心を強める税関職員たちの慌ただしい年末を追う。

「 ニューオーリンズ マルディグラの夜 (原題: Mardi Gras) 」

ニューオーリンズ マルディグラの夜 (原題: Mardi Gras)の写真

ニューオーリンズで行われる2ヶ月にわたるカーニバル、マルディグラ。年に一度の稼ぎ時、世界中から集まる観光客を目当てに、ドラッグのディーラーたちが一斉に街へやってくる。そんな彼らが恐れるのは、州警察とニューオーリンズのギャング集団だ。警察が厳戒態勢を敷く中、偽物のドラッグで大金を儲けようとする者と、それを阻止しようとする密売人たち。繰り広げられる熾烈な戦いの結果はいかに。

「 コカイン セレブ御用達のホワイトゴールド (原題: Cocaine White Gold) 」

コカイン セレブ御用達のホワイトゴールド (原題: Cocaine White Gold)の写真

ロサンゼルス、ハリウッド。大物俳優からプレミア上映会に呼び出されたディーラー。手に持っているのはペルー産のコカイン、ホワイトゴールドだ。ペルーの山間部で秘密裏に栽培されるコカ。今回はそれがカルテルの元に渡ってコカインに加工され、メキシコを経由し、警察や国境警備隊の厳しい監視をくぐり抜け、ハリウッドのセレブたちの元へ届けられる過程を追う。

「 マイアミ 春休みのドラッグ戦争 (原題: Spring Break) 」

マイアミ 春休みのドラッグ戦争 (原題: Spring Break)の写真

毎年3月になると、アメリカ中の学生たちがフロリダの海辺に大集結し、ひと月にわたる春休みを満喫する。ハメを外して酒を飲みドラッグに興じる大勢の学生たち。コカインやモリーを売るディーラーにとっては、一年で一番の稼ぎ時だ。街の安全を守るべく警察や税関国境警備局が取り締まりを強化し、おとり捜査などが行われる中、ディーラーたちは春休みの学生を狙い、年に一度の大勝負に命がけで臨む。

「 エメラルド・トライアングル (原題: Marijuana Mayhem) 」

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ニューヨークのマリファナ通をうならせる「サワーディーゼル」。その一大産地がカリフォルニアの山中にある“エメラルド・トライアングル”だ。今回はアメリカを大横断し、西海岸で生まれたマリファナの値段が東海岸へ運ばれる過程で高騰していく様子を追う。闇市場の誘惑にさらされる正規の大麻生産者たち、医療用大麻を狙う強盗への対処に迫られる薬局、新手の大麻製品「シャッター」の製造者らの姿も紹介する。

「 スーパー・メス (原題: Super Meth) 」

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クリスタル・メスが流行中のアメリカでは、メスの使用者は120万人に上り、彼らは年間50億ドルもの額をドラッグに費やすという。アメリカに出回るメスの8割はメキシコ産だが、中でも「スーパー・メス」と呼ばれるものは別格だ。95パーセントと高純度で、効果が長く継続する上、価格も手頃なことから人々の注目を集めている。殺し屋やメスの作り人、運び人やディーラーの証言から、メキシコの麻薬カルテルの恐ろしさに迫る。

「 ヘロイン オーバードーズの闇 (原題: Hardcore Heroin) 」

ヘロイン オーバードーズの闇 (原題: Hardcore Heroin)の写真

メキシコ、シナロア州の山間に広がるケシ畑。ケシの汁から加工されたヘロインは、カルテルの手によってアリゾナ周辺の砂漠地帯を経由しアメリカへ。そんなヘロインを待ちわびるオハイオ州コロンバスの密売人、ギャングそして末端のユーザーたち。ヘロインをめぐる勢力争いに明け暮れるカルテルの手下やギャング、盗みを働いてでもヘロイン代を稼ごうとする常習者たちの姿を追い、闇のドラッグの現実をあぶり出す。

「 モリーブームの光と影 (原題: Manic Molly) 」

モリーブームの光と影 (原題: Manic Molly)の写真

現在アメリカで人気沸騰中のモリーは、純度の高いMDMAを粉末にしたドラッグだ。MDMAは、原料となるオイルの製造が禁止されたことから、今では貴重なドラッグとされているが、そんな中、新世代のディーラーたちは、MDMAに似た薬品をオンラインで仕入れ、モリーという名で販売しているという。価格の安さから気軽に手を出しやすい偽のモリーは、クラブシーンや風俗業界などでセックスドラッグとして人気を集めている。

「 死のドラッグ クロコディル (原題: Flesh-Eating Krokodil) 」

死のドラッグ クロコディル (原題: Flesh-Eating Krokodil)の写真

使用しているうちに肉が腐り、骨まで見えてしまう死のドラッグ「クロコディル」。ヘロインの代用品としてシベリアで生まれた死のドラッグはロシアや東欧諸国でまたたく間に流行。アメリカでも似たような症例が出たという報告が相次ぎ、麻薬取締局が警戒を強めている。依存性が極めて高いクロコディル。原料となる鎮痛剤の入手を巡るジョージアやウクライナの人々の攻防を中心に、世界各国に忍び寄る死のドラッグの実態に迫る。

「 独立記念日の秘策 (原題: Sin-Dependence Day) 」

独立記念日の秘策 (原題: Sin-Dependence Day)の写真

イリノイ州シカゴは、アメリカのドラッグ流通の中心地であり、国内で最も危険な街の一つだ。毎年7月4日の独立記念日になると、街はドラッグを求める観光客で賑わい、夜には街のあちこちで流血事件が勃発する。地元警察は、ドラッグの密輸を阻止するべく警戒態勢を強化。だがディーラーたちの敵は警察だけではない。強盗集団やギャングたちが目を光らせる中、彼らは年一番の稼ぎ時に向けて秘策を練る。

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