15世紀、現在のルーマニアであるワラキア公国で、人々を恐怖によって支配した君主、ヴラド3世。ドラキュラのモデルともなり、疫病や大火など、ルーマニアで何世紀も続いた災いは、彼の呪いだと信じられてきた。作家/探検家のサム・シェリダンが、魔女ビジネスや幽霊の伝説に触れながら、現地を調査。ルーマニアで起こった悲劇を、科学的な観点から紐解く中、ルーマニアの人々が持つ特別な能力に注目する。
ルイジアナ州の湿地が危機に瀕している。毎年広大な陸地が海に沈んでいるのだ。地元の人々は、それが呪術フードゥーの祈祷師ジュリア・ブラウンの呪いだと噂する。彼女がこの世を去ってから約100年の間に、ルイジアナはハリケーンや凶悪犯罪、橋の崩落事故など異常とも思えるほど多くの災いに見舞われてきたという。サム・シェリダンが現地で調査を進める中、彼女が残した呪いの言葉にある意外な事実を見つける。
フロリダ、バミューダ諸島、プエルトリコを結ぶ三角形「バミューダ・トライアングル」は、昔から船や航空機の失踪事件が相次ぎ、無人で海を漂う幽霊船が多数確認されるなど、魔の海域として恐れられてきた。宇宙人の陰謀説など謎にまつわる仮説も多く、古くはコロンブスもこの海域で怪しい光を見たという。サム・シェリダンが現地に向かい、伝説の始まりであるフライト19の失踪事件を調査。最新技術を投入して謎の解明に挑む。
およそ1万2千年前、大西洋で高度な文明を誇りながら、神々の怒りによって海に沈められたという伝説の島アトランティス。哲学者プラトンが島についての詳細な記述を残したことから、今なお伝説を信じる者は多い。作家/冒険家のサム・シェリダンは、まず伝説の島があったというアゾレス諸島に飛ぶ。さらにプラトンの記述を分析し、幻の大陸の位置を特定するプログラムを開発したドイツ人科学者の導きで、モロッコへ向かう。
1966年にウェストバージニア州で、翼と赤い目を持つ謎の生物モスマンが目撃される。その後も度々目撃されるが、モスマンが現れた場所では悲劇が起こるとうわさされていた。調査に向かったサム・シェリダンは、数百年前にショーニー族が残した言葉が呪いとして語り継がれてきたことを知る。橋の崩落や炭鉱事故など、この地を襲う悲劇はモスマンや呪いのせいなのか。だが調査を続けるうち、その裏に潜む恐ろしい真実に気づく。