エジプトのサッカラ遺跡で、ラマダン・フセイン博士とそのチームが、ユニークな複合墓地の発掘調査を進めている。深さ30メートルの竪穴の底で、フセイン博士はとある石壁に目を留めた。遺跡の構造から、この壁の奥にもう一つの墓室が隠されているかもしれないと直感したのだ。頑丈な石壁を何とか無事に取り壊すと、予想どおり墓室が出現。これが、フセイン博士たちにとって最大の発見をもたらすこととなる。
サッカラで新たに発見された複合墓地に、一つだけ奇妙な墓室があった。複数のミイラが葬られている他の墓室とは違い、この墓室には、たった一つの石棺だけが置かれているのだ。石棺の中にミイラが入っているかどうかを確かめるため、ラマダン・フセイン博士とそのチームは、重さ5トンもある棺のふたを何とか開けようと格闘する。2600年前の墓に隠された秘密を、最新の調査手法やテクノロジーで解き明かすことはできるのか。
発掘調査中の複合墓地の一室で、重さ11トンもの巨大な石棺が発見された。奇妙なことに、ふたの位置が本体とずれており、しっくいが合わせ目に塗られていない。ラマダン・フセイン博士は、石棺が大昔に開封され、再び閉じられたと推測するも、その理由は謎に包まれている。他の墓室と同様に盗掘者による仕業なのか、それとも原因は他にあるのか。謎を解明するために、フセイン博士たちは墓地最大の石棺の開封に挑む。
地下の複合墓地の一室で2つの石棺が発見された。石棺に記された文字から、2人の神官の墓のようだ。ラマダン・フセイン博士がさっそく棺を開けると、中には豪華に飾り立てられたミイラが。その手厚い埋葬方法から、当時の神官たちの裕福さが浮かび上がる。一方、2人が仕えたとされる幻の女神の記録や、棺に記された文字とミイラとの間の矛盾点も発見。フセイン博士が最新のテクノロジーを活用し、神官たちの真実に迫る。