ナショナル ジオグラフィック

中国と海洋文化

原題: Maritime China
中国と海洋文化の写真

放送予定

24.12.27 08:00
 第1話 (原題: The Gateway) [字]
24.12.28 19:00
 第2話 (原題: Middle Earth) [字]
25.01.04 19:00
 第3話 (原題: To The End of The Earth) [字]
25.01.10 08:00
 第3話 (原題: To The End of The Earth) [字]

番組内容

海のシルクロードは東洋と西洋を結ぶ海上の交易ルートとして古くから栄えてきた。約600年前に中国明朝の武将、鄭和(ていわ)の率いる木造の大船団が航行したこの古(いにしえ)の海路を、海洋史家のサム・ウィリスと共にたどる。大船団の航跡を追って中国を出港し、アジア、アフリカ等の各地に寄港しながら、交易を通して多様な文化が交錯し新たな世界が築き上げられてきた歴史を振り返る。同時に、海のシルクロードの現在の姿にも目を向ける。

■60分×3話

エピソード

「 第1話 (原題: The Gateway) 」

第1話 (原題: The Gateway)の写真

海のシルクロードをたどる旅は中国から始まる。明朝の武将、鄭和(ていわ)に率いられた大船団の中心をなす巨大な木造船「宝船(ほうせん)」はどのように造られたのか、当時の技術に迫る。次に世界で最も危険な海域の一つ、マラッカ海峡で、海上警備や水先案内、ハイテク化された港の荷役作業に立ち会う。大船団の痕跡が残る港町マラッカは、交易で栄え、多様な文化や宗教が交じり合うことで生まれた独自の生活スタイルが今も受け継がれている。

「 第2話 (原題: Middle Earth) 」

第2話 (原題: Middle Earth)の写真

かつてコショウの交易で栄えたインド西岸の港コーチを訪れる。中国伝来の漁法や、紀元前から存在するというユダヤ人のコミュニティーなど、人々の交流の歴史が今も刻まれている。続いて、イスラム世界との関係が深い中国の広州を出港し、東西交易の中心地ドバイに赴く。中国系の巨大なショッピングモール、世界有数の競走馬の施設などを訪ねつつ、多様な人脈を求めて、あるいは商売のために、海を渡り世界中から集う人々に出会う。

「 第3話 (原題: To The End of The Earth) 」

第3話 (原題: To The End of The Earth)の写真

中国の広州では、アフリカからの移民が増加し、彼らの文化が根付き始めている。一方、アフリカの東海岸では、古来、海上交易によってスワヒリのような混成文化が形成されてきた。中国から海を渡ってきた人々の痕跡は、住民の文化や海中の難破船などに今も残る。旅の最後に、東西の海を結ぶスエズ運河を通ってヨーロッパ世界に赴く。港として活性化しつつあるギリシャのピレウスや輸出増加を目指すオリーブ畑に、拡大する中国経済の影響力を感じながら、南京に帰港し、旅を締めくくる。

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