ホラー映画に登場する伝説的な怪物、吸血鬼。私たちの記憶にすりこまれた吸血鬼、それは1887年に出版されたブラン・ストーカーが書いた1冊の書籍「吸血鬼ドラキュラ」に登場するドラキュラ伯爵からイメージされたもの。生き血を吸う存在として恐れられる反面、永遠の命をもつ象徴として私たちを魅了し続けてもいる。世界中で語られている吸血鬼伝説を振り返りながら、歴史学者、民俗学者、現代医学や人類学などの側面から吸血鬼を検証していく。
世界中を震撼させたホラー映画「悪魔の棲む家」のモデルとなった家へ招待しよう。花瓶がいきなり飛んでくる、便器から真っ黒いタールがあふれ出す、壁から緑色の液体が流れだす、奥さんの体が宙に浮く、幼い娘が幽霊と遊ぶなどの怪奇現象は実際にあったのだろうか? ドキュメンタリーとはいえ、あなたはこの恐怖に耐えられるだろうか—。
完璧な社会など存在するのだろうか?紀元前4世紀にプラトンがアトランティスと呼ばれる理想郷のことを書いて以来、人々は延々とそれを探し続けている。だが、どこに?プラトンは書いている。「そこは中央に山を抱いた豊穣な平野であり、回りを環状壕と環状島が交互に取り囲んでいる。アジアとリビアを合わせた広さのその大陸は“ヘラクレスの柱”の向こうにあった」と。
奇跡の薬、それは摩訶不思議で聖なる響きをもつ言葉。だが今日では、宗教上の奇跡を暗示する言葉ではない。最新の栄養剤や養毛剤、マルチビタミンを表すただの宣伝文句だ。では、古くからある妙薬は、どうなってしまったのだろう?すべて科学的に解明されたのか?世界を旅して、病気や障害を治す力があると噂される場所や人を探してみよう。
旧石器時代人はまだ生きているか?モンゴルやロシアの奥地を、猿に似た毛深い生き物が歩き回っているという。“アルマ”と呼ばれるその生き物は、ネアンデルタール人の生き残りなのか?番組では、モンゴルの野人の頭蓋骨と頭髪を持っていると主張するロシア人ホミノロジストと、究極のカギを握るネアンデルタール人を研究するニューヨークの科学者チームに迫る。
洞窟の中で暮らし、外の世界を知らなかった古代の人類がある日、別の惑星から訪れた異星人と遭遇する。それ以降、人類は大きな発展を遂げて行くことになったという仮説や、ナスカの地上絵、エジプトのピラミッドなどと異星人のつながりを検証していく。遥か数千年前、この地球に降り立ち、我々人類に多大なる影響を及ぼしたとされる異星人の足跡は果たして見つかるだろうか?
1888年、ロンドンのイーストエンドで5人の女性が体を切り刻まれるという、世にも恐ろしい連続殺人事件が起きた。犯人が送りつけた100通もの手紙に記された名前、それは史上最も有名な殺人犯“切り裂きジャック”。事件から1世紀以上経った今も、犯人の正体は謎に包まれたまま。番組では、5つの残虐な事件を再現ドラマで振り返りながら、真犯人へと繋がる糸口を探っていく。
船が消え、航空機が失踪する。救難信号もなく、跡形もない。フロリダ、プエルトリコ、バミューダ島の3点をむすんだ魔の三角海域「バミューダ・トライアングル」では、いったい何が起こっているのだろうか?原因は荒波や竜巻?それとも不思議な電磁力や巨大な電子雲?はたまた宇宙人による拉致という説も…。幸運にも生き延びた人たちの体験談も交えながら、深い闇に包まれた謎を検証していく。
過去4世紀にわたり私たちは近隣の惑星を研究してきた。いつかどこかの星で生命体が見つかることを夢見て…。科学者はこの太陽系で生命体がいるとすれば火星だと考えるが、火星人は本当にいるのだろうか?最先端の惑星学者だけが持つデータを分析し、火星の表面写真と火星地表の探査データを精密に調べ、地球外生命体発見に人生をかけるアマチュア研究家を紹介する。
野生児というテーマは人々を魅了してきた。だが、猿に育てられたジャングルボーイから、狼に育てられた双子の女の子まで、その人道上の悲劇は人々に有無を言わせない。あるいは、悲劇的に書かれただけだろうか?ある男性をめぐる魅惑的な物語はカンパラの郊外から始まる。ミドリザル、野犬、灰色狼、そしてニワトリに人間の子供が育てられるのだろうか?
その王は勇敢で気高き戦士。魔術師の助けを借り、勝利と自由のために英国国民を率いて、美しく優雅なグィネビアを妃とし、キャメロットの都を治める。アーサー王は英国文学史上もっとも偉大な英雄だ。12世紀から20世紀の間に、その偉業は、散文、詩歌、映画、テレビゲームそしてマンガによってたたえられてきた。だがアーサー王伝説は真実なのか?
横1メートル・長さ約4メートルの染み跡のある1枚の布。これはキリスト教世界の至宝のひとつで、十字架にかけられたイエスの亡骸を包んだとされる聖なる布。イタリア・トリノの聖ヨハネ大聖堂に保管されているためトリノの聖骸布と呼ばれている。ほとんど人目に触れることのなかったこの布が、本物なのかあるいは捏造品か、肯定派と否定派それぞれの立場を代表する科学者が調査していく。
人類にとって最後の辺境、そして最も未知の領域、海。過去、1000人以上の命を海底に沈めたルシタニア、ビスマルク、タイタニックなどの幽霊船から聞こえてくる身の毛もよだつ話は、全て伝説なのだろうか?番組ではこれまで何度も超常現象を実体験しているという女性ガイドとともに、今も残る幽霊船“クイーンメリー号”の船内ツアーへと視聴者を連れて行く。