ナショナル ジオグラフィック協会のアルバート・リンが向かったのは、イスラエルの港湾都市アッコ。聖地エルサレムへの玄関口である。11世紀末、十字軍が聖地奪還を果たすと、この街を多くのキリスト教徒が訪れた。その巡礼者たちを守ったのが、修道士であり戦士でもあったテンプル騎士団。数々の伝説が残る騎士団である。失われた彼らの要塞と、そこに隠されていた財宝を探すべく、リンがテクノロジーを駆使して調査に乗り出す。
ナショナル ジオグラフィック協会のエクスプローラーで、科学者でもあるアルバート・リン。彼が今回向かったのは、南米のコロンビア。およそ500年前、この地を訪れたスペイン人は、ここに黄金郷があると信じた。"エル・ドラド"の伝説だ。彼らを魅了した黄金の装飾品。それを作る民族が、山奥に都市を形成していた。失われた都市、シウダー・ペルディーダである。リンは伝説の解明と、失われた都市のさらなる発見を目指す。
ミクロネシア連邦へ向かった、ナショナル ジオグラフィック協会のエクスプローラー、アルバート・リン。太平洋の真ん中に浮かぶ小さな島に残る、ナン・マドールと呼ばれる古代都市の謎に迫る。そこは、サンゴ礁を土台にした石造りの人工島。王家の墓や、祭礼場が並んでいた当時の都は、何百年も放棄され、今や大部分がジャングルに覆われている。リンは失われた都市の全容を明らかにし、さらに島の人々が海を渡っていた形跡を追う。
ナショナル ジオグラフィック協会のエクスプローラー、アルバート・リンは、ヨルダンのペトラ遺跡へ。そこは岩を削って作られた美しい古代都市。建設したのは、砂漠で生きる術を熟知したナバテア人という民族だった。彼らがペトラ以前に建設した都市があると聞き、リンは周辺の遺跡や寺院の跡を調査。ナバテア王国の軌跡を紐解いていく。すると、ペトラは想像を遥かに上回る大きなネットワークを持っていたことが判明する。
ナショナル ジオグラフィック協会のエクスプローラーであるアルバート・リンが向かったのは、ペルーの山地。世界的にも非常に有名な遺跡、マチュピチュの起源に迫る。ライダーを使い、インカ帝国以前にペルーに住んでいた人々の痕跡を探すリン。高い山の上で、当時の人々の家や祭礼の場を発見していく。様々な手掛かりをつなぎ合わせると、インカ帝国は、古くから存在した他の文明の知恵を取り入れていたことが判明する。