マット率いるオフローダー・チームは、ランドローバー・ディスカバリーのパーツを徹底的に剥ぎ取って重量を軽くするというシンプルな戦略で32秒台という好タイムを記録する。アダム率いる農業工学の講師チームは、デューンバギーのフレームを改造してMGFのエンジンを組み込み、36秒台を記録する。2チームともスクラップで作った車で、シェーンのベントレー・ベンテイガの39秒台という記録を打ち破る快挙を成し遂げる。
ジーク率いるドリフトレーサー・チームはBMW330Dのパーツを徹底的に剥ぎ取り、ディファレンシャルギヤを固定して横滑り走行ができるように調整し、トップ・ドリフトレーサーのカイルが好タイムを叩き出すが、シェーンのランボルギーニのタイムには及ばなかった。スコッティ率いるスタントドライバー・チームは、フォルクスワーゲン・シロッコにシュコダVRSのエンジンとギヤボックスを組み込み、何とか車を完成させるがF1レーサーのジェスといえどギアチェンジに手間取り、もっとも遅いタイムを記録する。
トビー率いるクラシックカー修復の達人チームは、シトロエン2CVとスズキのバイク2台をつなぎ合わせた奇妙で軽いマシンを作り上げ、4秒台という驚異的なタイムで坂を駆け上がり、シェーンのランドローバー・ディスカバリーのタイムを破る。ジュリー率いるストックカーレーサー・チームは日産のピックアップトラックとトラクターを組み合わせたパワフルなマシンで坂を登るが、あと1歩のところで頂上まで到達できなかった。
今回はジャガーFタイプとブレーキ対決。時速97キロまでスピードを上げた状態でブレーキを踏み、その停止距離を競う。チーム・フィルはフォルクスワーゲンのビートル本体の後部にタイヤを増設する作戦で順調に作業を進めるが、結果は惨敗。一方チーム・サムは、ボルボの車体をそのまま地面にこすりつける作戦で挑むが、作業は難航。ラルフの助言を得てなんとか完成させたマシンは、ジャガーには及ばなかったが、トロフィーを手にする。
ピグレット率いる蒸気機関車の整備士チームは、フォードのトラックのシャシー、ディーゼルエンジン、バンの前の部分、スポーツカーのパネル、トラックの荷台などを組み合わせ、巨大なマシンを作る。ライアン率いるトラクターけん引レース優勝チームは、スズキの4輪駆動車のシャシー、フォルクスワーゲンのエンジン、マツダRX8のボディーを組み合わせ、コンパクトだがトルクのあるマシンを作る。飛行機のけん引タイムはピグレットたちのマシンが14秒台を叩き出し、シェーンのシボレー・カマロ、ライアンたちに圧勝する。
岩だらけのコースを舞台に、シェーンがメルセデスXクラスで作った記録を破るため、2つのチームがスクラップから車を制作する。サイモンたちはレンジローバーから不要な部分を取り除き、車高をかさ上げする戦略。クリスたちはトヨタ・ランドクルーザーの足回りだけを活かし、サスペンションを改造しつつ、フォード・カーのボディを合体するという荒技に出る。様々な問題を乗り越え完成した2台は、見事、Xクラスに勝利を収める。
AJのチームは、ヤマハのバイクのエンジンとビーチバギーのシャシーを組み合わせて三輪のマシンを作り、200メートルを10秒台で走り切るが、シェーンのポルシェ911の200メートルのタイム7.5秒を超えられなかった。スライのチームは、マツダMX5ロードスターにジャガーの大きなV8エンジンを組み込むが、不具合を解消できずマシンは加速できずにレースを終える。
2つのチームがスクラップから作った車とシェーンのアウディR8が、時速100キロへの加速とそこから停止するまでの性能を競う。イアンたちエンジニアチームはシュコダVRSのエンジンとブレーキをフォルクスワーゲン・ポロの車体に組み込む。ニックたちカーマニア家族チームは、ローバーMGFを軽量化しボンネットやドアをエアブレーキとして使う作戦に出る。2チームとも勝利は逃したが、ニックたちはアウディに迫る健闘をする。