ナショナル ジオグラフィック

アメリカ刑務所潜入! 獄中内部事情

原題: Hard Time: Locked Up
アメリカ刑務所潜入! 獄中内部事情の写真

番組内容

数年間をかけ、アメリカで規律の厳しい刑務所を巡って施設内部に深く入り込み、そこで働く人たちと服役する人たちの生活を追った。受刑者や刑務官のみならず、刑務官を育成する教官、刑務所長が仕事ぶりや暮らしぶりを語る。せっかく刑務官になっても苦労が絶えず、大半が数年程度で辞めていく現実、受刑者が楽しみにしていること、規則違反や縄張り争いに至るまで、刑務所に入ると必ずや体験するであろう出来事に迫る。

■60分×10話

エピソード

「 刑務所の入り口 (原題: Breaking In) 」

ジョージア州の制度では、受刑者は刑務所に順応するために訓練を受けなければならないが、それは新人の刑務官も同じだった。受刑者と刑務官候補生が、軍隊的とも言える命令と規律を乗り切るコツを体得していく姿を追った。刑務所の体制は囚人たちが独自に作った決まり事と相いれず、新入りはそれぞれに決断を迫られる。刑務所の規則を遵守するか、服役囚の掟に従うべきか。一方のルールを守れば、他方のルールは破らざるを得ない。

「 受刑者のビジネス (原題: The Hustle) 」

刑務所では裏で活発にビジネスが行われている。電子機器の修理であろうが、麻薬の売人であろうが、自分に合った職があるものだ。刑務所内で異なる分野を専門に商売をしている3人の受刑者を追った。受刑者を束ねて違法な仕事を采配するボス、教会を密談に利用する強盗、カミソリの刃で自作した半田ごてで携帯電話を修理する者。それぞれが自分に適したニッチ市場を見つけ出し、警備の目をかいくぐって必死で維持しようとする。

「 刑務所が人を変える時 (原題: Prison Changes You) 」

人が刑務所によってどう変わるのかを3人の受刑者を通して描く。一番若いロックフェラーは、目前に迫る仮釈放を待ちながら、少しでも自分を強く見せようと、隠れて入れ墨を入れる。イラクからの帰還兵で彫師のヤンキーは、友人を殺害し終身刑になった。いつの日か仮釈放され家庭を持つために、再審請求の資料を集めている。一方、女子刑務所のTは、塀の中では男として生き、周りにも一目置かれているが、外に出るのが怖いと言う。

「 更生への道 (原題: Breaking The Cycle) 」

厳重な警備を要する終身刑の服役囚であれ、初めて犯罪者になった者であれ、破滅を招く行為を繰り返す危険はある。収監されたそもそもの原因が、そうした行為だったからだ。ジョージア州の刑務所で、暴力や麻薬中毒の悪循環を断ち切る見込みのない、自分勝手な受刑者たちを追った。1人の改心した受刑者の陰には、自分を変えようとせず、結局は何度でも独房に戻ってしまう者が数十人はいる。懲罰を与えるだけでは効果はないのだ。

「 出所 (原題: Homeward Bound) 」

オハイオ州のロス矯正施設には、州内で最も危険とされる受刑者たちが厳しいルールの下で暮らしている。10代でアルコールや薬物に溺れ、暴力事件を繰り返し、老境を迎えたブラムリーや、女性経験がないまま服役し、刑務所ではゲイとして生きるストーンストリート、児童養護施設で育ち、刑務所で成人になった身寄りのないロジェ・通称「リス」など、塀の中の世界に順応せざるを得なかった受刑者たちの、出所に対する思いを描く。

「 規則違反 (原題: Rule Breakers) 」

刑務所は常に混乱と統制のせめぎ合いだ。高いスキルを持ち、経験を積んだ刑務官は小さな規則違反も見逃さず、即座に対処して厳しい罰を科す。悪質なら独房に監禁する。オハイオ州の刑務所にも反抗的な受刑者がいた。一般社会の常識で測れば歪んでいると見られても、怒りに駆られ、または信念に従い、懲罰などものともせず違反行為を繰り返す。暴力に訴える者もいれば、経歴を生かして弁護士まがいの法律相談を請け負う者もいた。

「 ラスベガスの拘置所 (原題: Las Vegas Lock-Up) 」

ラスベガスの拘置所にやってくる様々な逮捕者たち。ふざけるのが過ぎた若いマカイバー兄弟は窃盗の疑いで逮捕されるが、父親が保釈を拒否、裁判を待つことに。酒気帯び運転とコカインの所持で逮捕されたハンナも保釈までの待ち時間が永遠のように思えた。一方、刑務所の常連ドーソンは他の収容者への暴力行為で隔離されるが、誰とも交わらないで済む独房のほうがマシと言う。果たして彼らが外に出られるのはいつなるのであろうか。

「 拘置所の女子収容区 (原題: Moms On Trial) 」

ラスベガスのある郡拘置所の女子収容区は、気が弱くてはやっていけない。拘留されている容疑者たちは荒っぽく、他の州の刑務所を経験した者でも驚くほどだ。そこへ、殺人の罪に問われた2人の女性が入所した。どちらも子を持つ母親だった。司法取引によって罪を認めて刑を軽くする容疑者が多い中、1人は陪審員裁判で無罪を目指し、もう1人は量刑を裁判で争うことにした。だが運命を待つ間、拘置所内もまた闘いの連続だった。

「 ラスベガスの依存症たち (原題: Addicted In Vegas) 」

ラスベガスの拘置所には、アルコールや薬物が原因で軽犯罪に走り、出たり入ったりを繰り返す依存症患者たちが後を絶たない。24年前に初めて薬物に手を出し、狂ってしまった人生を何とかやり直そうともがくビリーと、拘置所で知り合った若い女性たちに対して母親のようにふるまう、常連のテス。2人とも条件付きで釈放されるが、その条件をクリアできなければ拘置所へ逆戻り。果たして彼らが薬物から抜け出すことはできるのか。

「 自由を求めて (原題: Get Me Out of Here) 」

クラーク郡拘置所に収容された者にとって、拘置所は待つゲームだ。有罪が確定して刑務所に移送されるのか、街に出て人生を取り戻せるのか、いずれかに決まる時が刻々と近づく。ラスベガスでは拘置所から釈放されることが、たやすい場合もある。しかし外の世界に留まっていられるか否かは、また別の話だ。時間だけはふんだんにある3人の容疑者が、それまでと同じ道を進み続けるか、心を入れ替えて道を変えるか、選択を迫られる。

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