ナショナル ジオグラフィック

シリコンバレー狂騒曲

原題: Valley of the Boom
シリコンバレー狂騒曲の写真

番組内容

インターネットバブルを通して、爆発的に形勢を変えていったシリコンバレーの出来事を描く。誰もがよく知るテクノロジーの台頭、衰退、そして復活を経験した人物たちに焦点を当て、これまで一度も語られたことのないテクノロジー革命の真実を、ハリウッドの製作陣が手掛けた脚本と演出によるドラマ部分と、本人が語るインタビュー部分を組み合わせ明らかにする。

予告編

インターネットバブルの発端
インターネットの普及を背景に、1990年代末のコンピュータネットワーク上、電子的な情報通信によって商品やサービスを売買したり分配するeコマースの現実化。それを機に米国の多くの会社がインターネット関連投資に走り、これらのサービスを提供するIT関連企業に注目が集まりバブルが発生した。

米国のインターネットバブル崩壊
当時、米国の経済学者は、インターネットバブルをITの活用により、在庫調整が加速することから景気循環が消滅する「ニューエコノミー」としてもてはやした。しかしその後、連邦準備制度理事会(FRP)の利上げを契機に株価は急速に下落。バブルは崩壊してしまう。多くのIT関連ベンチャーは倒産に追い込まれ、不況に拍車をかけた。

製作総指揮:アリアナ・ハフィントン
製作総指揮を務めたのは、一般ユーザーと専門家をつなぐコミュニティー型サイト、ハフィントンポスト(現ハフポスト)の創設者であるアリアナ・ハフィントン。編集長として、同メディアがピュリツァー賞を受賞するまで成長させた。2016年8月に退社した後の同年9月には、ストレスや睡眠不足の軽減や生活と職場環境改善を支援するThrive Global(スライブ・グローバル)を立ち上げた。アメリカンドリームを掴みとったカリスマ女性起業家である。

ドキュメンタリーとドラマの融合
インターネットバブルが起きた当時の様子を描くドラマパートと、当時実際にシリコンバレーで働いていた人々のインタビュー(ドキュメンタリー)が融合して番組は進んでいく。ドラマパートは当時のファッションなどを完全再現。またラップミュージックやミュージカル調の演出なども見応えがある。インターネットバブルの時代にシリコンバレーで実際に働いていた人々のインタビューは、インターネットバブルを生き抜いた人々だけが知る驚きの逸話を紹介している。(インタビューパートの出演者例:ネットスケープの元ブラウザー制作リード、Broadcast.comの設立者、AOL元会長など)

■60分×6話

番組のみどころ

出演

ダリン

登場人物のなかで、唯一架空のキャラクター。ユーモアたっぷりに他登場人物たちやインターネット・バブルの解説をしていく。

ラモーン・モリス

【出演作】
「New Girl ~ダサかわ女子と三銃士」(ウィンストン役)

声優情報
伊藤 健太郎
【声優代表作】

「ゴールデンカムイ」(白石由竹役)
「弱虫ペダル」(田所迅役)
「BLEACH」(阿散井恋次役)
「NARUTO -ナルト-」(秋道チョウジ役)
「ミュータント タートルズ」(レオナルド役)

マイケル・フェイン

ピクセロンの創設者。不思議なカリスマ性を持つ男だが、実はとんでもない秘密を抱えていた…。

スティーヴ・ザーン

【出演作】
「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」(バッド・エイプ役)
「はじまりへの旅」(デイヴ役)

声優情報
高木 渉
【声優代表作】

「真田丸」(小山田茂誠役)
「名探偵コナン」(小嶋元太、高木刑事役)
「はじめの一歩 Rising」(青木勝役)
「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」
(オベロン役/ジャック・ブラック役)
「僕のワンダフルライフ」
(ベイリー役、エリー役、ティノ役、ワッフルズ役、バディ役)
「リアリティ・バイツ」
(サミー・グレイ/スティーヴ・ザーン役)

ジェームズ・バークスデイル

ネットスケープの創設者のひとりであり、会社の展望を冷静に見据える。時に感情的になるマークをなだめる“父親的”存在。

ブラッドリー・ウィットフォード

【出演作】
「ザ・ホワイトハウス」(ジョシュ・ライマン役)
「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」(アーサー・パーソンズ役)

声優情報
井上 和彦
【声優代表作】

「ドクター・ストレンジ」(カエシリウス役)
「ノア 約束の舟」(ノア役)
「マン・オブ・スティール」(ジョー・エル役)
「夏目友人帳」(ニャンコ先生/斑役)
「NARUTO -ナルト-」(はたけカカシ役)

マーク・アンドリーセン

アメリカのソフトウエア開発者であり、ネットスケープの創設者のひとりである人物。ライバル会社との会議中にピザをデリバリーするなど周囲を圧倒する、天才肌の青年。

ジョン・カルナ

【出演作】
「シカゴ・ファイア」(アラン役)

声優情報
梅原 裕一郎
【声優代表作】

「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」(キルヒアイス役)
「ゴブリンスレイヤー」(ゴブリンスレイヤー役)
「カブキブ!」(村瀬とんぼ役)
「スクール・オブ・ロック」(フレディ役)
「僕のワンダフル・ライフ」(10代のイーサン役)

トッド・クライゼルマン

ワールドワイドウェブ上で初期のSNSのひとつであったtheglobe.comの創設者。自らのプロダクトを信じて、資金集めに奔走する。ステファンの相棒。

オリヴァー・クーパー

【出演作】
「MACGYVER/マクガイバー」(ラルフ役)

声優情報
橘 潤二
【声優代表作】

「ローン・レンジャー」(ブレイン役)
「レフト・ビハインド」(クリス役)
「ハウス・オブ・カード」(セス役)
「スキャンダル 託された秘密ル」(ハル役)
「ホジュン~伝説の心医~」(光海君役)

ステファン・パターノット

ワールドワイドウェブ上で初期のSNSのひとつであったtheglobe.comの創設者。自らのプロダクトを信じて、資金集めに奔走する。トッドの相棒。

ダコタ・シャピロ

【出演作】
「アフェア 情事の行方」(アイザック役)

声優情報
増田 俊樹
【声優代表作】

「エガオノダイカ」(ヒューイ・マルサス役)
「W'z《ウィズ》」(ミドリ役)
「僕のヒーローアカデミア」(切島鋭治郞役)
「六隆が飛ぶ」(ムヒュル役)
「ダンケルク」(アレックス役)

ジェン

theglobe.comの創設者であるステファン・パターノットと恋仲になり、彼を支えるのだが…。

シボーン・ウィリアムズ

【出演作】
「REIGN/クイーン・メアリー」(Lady Amelie役)

声優情報
上坂 すみれ
【声優代表作】

「シェイムレス 俺たちに恥はない」(スヴェトラーナ役)
「W'z《ウィズ》」(チヅル役)
「グリムノーツ The Animation」(カーリー/ドゥルシネーア役)
「中二病でも恋がしたい!」(凸守早苗役)
「パパのいうことを聞きなさい!」(小鳥遊空役)

エピソード

第1話

「 インターネット時代の幕開け (原題: Print ("Hello, World")) 」

インターネット時代の幕開け (原題: Print ("Hello, World"))の写真

株式公開を成功させるため、ネットスケープの創始者マーク・アンドリーセン、ジェームズ・バークスデイル、ジム・クラークたち3人は各投資会社をまわり、投資アナリストたちにインターネットの展望を説明する。一方、ステファンとトッドはバーチャルコミュニティープラットフォームであるtheglobe.comの資金集めに苦労する。マイケル・フェインは外見を変え、新しいチャンスを探し、南カリフォルニアを巡る。

第2話

「 擬似コード (原題: Pseudocode) 」

擬似コード (原題: Pseudocode)の写真

株式公開に成功し資金を得たおかげで、ネットスケープはブラウザー市場を支配することになった。だがそのせいでマイクロソフトに目を付けられ、ブラウザー戦争が勃発。一方、成長を続けるtheglobe.comだが、はたしてステファンとトッドは会社を続けられるほどの資金を集めることができるのか。フェインは革新的なストリーミング技術を扱う新しい会社を設立し、歓喜する。

第3話

「 アジャイル手法 (原題: Agile Method) 」

アジャイル手法 (原題: Agile Method)の写真

ブラウザー戦争が本格化し、マイクロソフトはまるでギャングのようにネットスケープを攻撃し始める。一方theglobe.comは、追加の資本が必要になるものの、関係を続ける投資家が本当に自分たちの会社のために必要なのか不安に感じ、考えに同意することをためらう。フェインは盗んだ技術を使い、さらに新たな投資会社の助けも得て、ピクセロンという新しい会社を立ち上げる。

第4話

「 優先順位の逆転 (原題: Priority Inversion) 」

優先順位の逆転 (原題: Priority Inversion)の写真

ブラウザー戦争で、マイクロソフトは今後発売されるWindowsパソコンすべてにインターネット・エクスプローラーをバンドルさせるという最後の一撃をネットスケープに食らわせる。ステファンとトッドは会社を維持するため、新規株式公開の準備に奔走する。ピクセロンは大掛かりなライブイベントを企画するが、フェインの指示は常軌を逸しており、1人の従業員がフェインと彼の技術に疑いを持つ。

第5話

「 セグメンテーション違反 (原題: Segfault) 」

セグメンテーション違反 (原題: Segfault)の写真

倒産の危機が迫る中、ネットスケープは思い切った方法を取り、業界の最前線の革新者としての立場を立て直そうとする。ステファンとトッドはtheglobe.comがバーチャル・コミュニティーの事業に集中できるように奮闘する。ピクセロンはアイバッシュという巨大コンサートをラスベガスで開催。大勢のスターを呼び、革命的なストリーミング技術を世界に披露するが…。

第6話

「 強制終了 (原題: Fatal Error) 」

強制終了 (原題: Fatal Error)の写真

マーク・アンドリーセンはAOLに移って仕事を続け、ジェームズ・バークスデイルはマイクロソフトとの独禁法違反を争う訴訟を続ける。ステファン・パターノットとトッド・クライゼルマンはtheglobe.comを救おうと必死に取り組むが、つらい事実を知ってしまう。ピクセロンの投資家と役員たちはマイケル・フェインに立ちはだかり、技術的な失敗を起こしたことに対する説明を求める。

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