このエピソードの中心になるのは、ツタンカーメンの鉄製の短剣、二輪戦車、そして革製の鎧。クリス・ノーントン博士は王の棺の中に入れられていた鉄の短剣のX線検査に立ち会い、衝撃の事実を知る。革の専門家、ルーシー・スキナーは王墓から発見された革製の鎧を調査し、鎧が作られた目的を探る。その他、著名なエジプト学者らが大エジプト博物館の倉庫に集められた王の財宝を調査し、ツタンカーメンの真の姿に迫る。
このエピソードの中心になるのは、ツタンカーメンのミイラがつけていた黄金のデスマスクだ。ツタンカーメンの副葬品の一部には、別人のために作られたのではという疑惑のある品がある。その中には、世界的に有名な黄金のデスマスクも含まれていた。果たして、デスマスクは誰のために作られたのか。そもそも、なぜ王は他人の副葬品と共に小さな墓に埋葬されたのか。研究者たちが最先端の技術を用いて、長年の謎の答えに迫る。
ツタンカーメンの財宝の分析が進む中、王と共に埋葬されていた胎児のミイラたちの正体が明らかになる。そこには、ツタンカーメンとその一族が王家の血を守るために代々受け継いできた伝統が隠されていた。さらに、最先端技術により、ツタンカーメンについて新たな事実が明らかになる。続々と紐解かれていく第18王朝の秘密。果たして、ノーントン博士たちはツタンカーメンの死因を解明できるのだろうか。