ラノフ・ファインズ卿とジョセフ・ファインズは、ラノフが初めて行った冒険であるナイル川探検の旅をたどるため、旧車のランドローバーに乗り込み、アレクサンドリアを出発する。カイロへ向かう途中では過酷な砂漠での運転テクニックを学び、冒険中のふいな危険生物との遭遇に備えるため、猛毒を持つサソリやヘビと対面する。そして、発見されたばかりの地下に眠る古代の墓の中を探索した2人が目にしたものとは。
旅の第2章では、ラノフとジョセフが世界の七不思議のうち唯一現存するギザの大ピラミッドを訪れ、内部を探検する特別な夜を過ごす。そして50年前のランと同じようにフェリーに乗ってナイル川を渡り、ルクソールに着いた2人は、古代からエジプトに伝わる棒術タフティーブを学び、対決を行う。さらにラノフはジョセフにある試練を課す。紅海を目指して、東部砂漠でレースを行うことになったのだ。果たして、その決着は…。
3週間にわたる旅の末、ラノフとジョセフは最終目的地であるスーダンとの国境の地へと向かう。途中、古代エジプトの石切り場であったシルシラに、ラノフは50年越しの訪問を果たす。ナイル川では伝統的なフェラッカ船でのレース対決や魚捕り対決を行い、2人はさらに親交を深める。そして、過酷な砂漠でのドライブで最大のトラブルに見舞われながらも、ついにアブシンベル神殿に到着。そこで2人が旅の終わりに思うこととは…。