ナショナル ジオグラフィック

潜入!北朝鮮:3代の独裁王朝

原題: Inside North Korea’s Dynasty
潜入!北朝鮮:3代の独裁王朝の写真

番組内容

北朝鮮より入手した極秘の金正日の肉声テープや、北朝鮮関連の事件に関わった当事者たちの貴重な証言を公開する。インタビュー映像には、1978年に北朝鮮に拉致された申相玉(シン・サンオク)監督と韓国の女優・崔銀姫(チェ・ウンヒ)さん夫妻の息子シン・ジョンギュン氏を始め、飢餓から逃れるため脱北した人物や、韓国青瓦台(大統領府)襲撃未遂事件当時に韓国中央情報部で働いていた人物、そしてアメリカの元NBA選手で北朝鮮を何度も訪れているデニス・ロッドマン氏などが登場し、彼らが知る北朝鮮の実情を語る。また時系列に沿って見る北朝鮮の歴史は、400時間を超える北朝鮮関連のアーカイブ映像から厳選し、構成されている。

金正日(中央)を囲む、韓国から拉致された申相玉(シン・サンオク)監督(左)と女優・崔銀姫(チェ・ウンヒ)さん(右)夫妻。
北朝鮮に拉致された申相玉(シン・サンオク)監督と女優・崔銀姫(チェ・ウンヒ)さん夫妻の息子であるシン・ジョンギュン氏。非常に貴重な金正日の肉声テープを公開しながら、両親から聞いたという拉致の真相を語る。
『半島の密使』でピュリッツァー賞フィクション部門受賞著者を受賞したアダム・ジョンソン氏が語る、北朝鮮の実情とは。
金正恩と友情を育んでいる元NBA選手のデニス・ロッドマン氏が語る、金正恩の知られざる素顔とは。写真は楽しそうに談話する二人の様子。

■60分x4話

エピソード

「 金王朝 (原題:Kingdom of the Kims) 」

北朝鮮の建国の父であり、金一族神格化の第一人者である金日成国家主席。まずは彼の青年時代にまで遡り、3代にも及ぶ独裁国家の始まりを紐解く。第二次世界大戦後の1948年に金日成が北朝鮮のトップへと上り詰め、その約2年後に勃発した朝鮮戦争。1968年に起きた北朝鮮ゲリラによる韓国大統領官邸襲来未遂事件。同年に北朝鮮が米情報艦を拿捕したプエブロ号事件。これらの事件をきっかけに深刻化した当時の北朝鮮と韓国、北朝鮮とアメリカの関係を考察する。

「 神の子 (原題:The Son of God) 」

1970年代、金日成の後継者には数名の候補がいた。そこで後継者に選ばれるべく動いた男が金正日である。軍事に長けていなかった彼が取ったアピール方法とは、北朝鮮制作の映画で世界中に国名を轟かせること。しかし北朝鮮には有能な映画製作陣が存在しなかった為、韓国の有名映画監督申相玉(シン・サンオク)と、その妻で女優の崔銀姫(チェ・ウンヒ)の拉致を決行。この事件に関する記録が残されており、北朝鮮より入手した極秘の肉声テープには金正日の肉声が含まれていた。その内容から、驚くべき北朝鮮の秘密が明らかになる。また1987年に起きた大韓航空機爆破事件の実行犯である金賢姫元工作員のインタビューでは、事件にまつわる暗い真相が明かされる。

「 核家族 (原題:Nuclear Family) 」

1994年、金日成が心筋梗塞のため死去。時代は冷戦が終結したばかりであった。その3年後、金正日が党総書記、国防委員長に就任。飢餓と貧困にあえぐ国民達を横目に、金正日は贅沢三昧の日々を過ごしていた。そのあまりにも贅沢な日常を、彼の元料理人であり、後に3代目の指導者となる金正恩の子守役でもあった藤本 健二氏が目の当たりにしていた。その藤本氏をよく知るアダム・ジョンソン氏(ピュリッツァー賞フィクション部門受賞作家)が、藤本氏から聞いた体験談と共に北朝鮮の知られざる顔を語る。世界を恐怖に陥れた北朝鮮の核開発について、そして金正恩の幼少時代についても言及していく。

「 ロケットマン (原題:Rocket Man) 」

2011年に死去した金正日の後継者となった金正恩が、2012年に北朝鮮の全権を掌握。彼が追った背中は、父である金正日ではなく、祖父である金日成であった。金正恩は、未だかつて北朝鮮が成しえなかった米国大統領との米朝首脳会談(2018年)にまでこぎつけている。会談に至るまでの経緯、そしてその思惑とは?また、金正恩の実の叔父である張成沢の処刑(2013年)や、異母兄弟である金正男の暗殺疑惑(2017年)は国際社会に大きな衝撃を与えた。その一方で、金正恩と親しい元NBA選手のデニス・ロッドマン氏は、金正恩の意外な素顔を語る。金正恩を取り巻く人々、国家、そして環境を検証し、その人物像を浮き彫りにする。

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