独裁者ヒトラーによって、1925年に創設された私設部隊、THE SS(ナチス親衛隊)。「絶対服従」をスローガンに掲げるエリート部隊に、第三帝国の成立を夢見る多くの若者たちが次々と入隊を志願するが、そこで与えられる任務は、共産主義者の取り締まりやユダヤ人の迫害、そしてやがて大量虐殺へとエスカレートしていく。彼らはその時、何を見て何を思ったのか。生き残った元メンバーたちが、当時の状況を語る。
第二次世界大戦中、ナチス政権の敵を排除するようヒトラーの命令を受けたTHE SS(ナチス親衛隊)。国家を防衛するという大義名分のもと、若き隊員たちは共産主義者やユダヤ人を処刑することに誇りさえ抱いていた。後に死の工場と化す強制収容所には、ヨーロッパ中から集められた数百万もの人々が送り込まれていく。史上最大の虐殺に加担したことを、当事者はどのように感じているのか。生き残った元メンバーが告白する。