このエピソードは、2012年にアフガニスタンのガズニ県に駐屯していた第82空挺部隊が、タリバンの「プレイグラウンド」と呼ばれている地域で遂行した任務の記録である。部隊も若く、実戦経験も少なかったため、兵士たちは混乱といら立ちが隠せなかった。だがそんな中でも必死に任務を遂行しようとする彼らの姿が、本物の戦場の映像と本人たちが語る物語を通して、視聴者に戦場の臨場感と戦争の真の姿を伝えるはずである。
戦地での救助にまつわる2つの出来事を当事者が語る。1つ目は、負傷兵をヘリコプターに引き上げて搬送するメディバック部隊が2013年の救出劇を振り返る。アフガニスタンでIED(即席爆発装置)を踏んだ兵士を救うため、地雷原に降り立った。この活動は、その年のレスキュー・オブ・ザ・イヤーに選ばれている。2つ目は、互いに第1印象の悪かった2人が戦闘を通して信頼し合い、銃撃戦で1人が負傷した時の様子を思い起こす。
アフガニスタンのチャルフ渓谷にアメリカ陸軍の分隊が派遣された。この危険な地で彼らが挑むのはハッカニー・ネットワークやタリバンによる支配拡大を防ぎ、その影響力を弱めること。そして現地の人々の安全を確保することだ。しかし、現地住民の中には、タリバンと通じている者も存在する。そこは敵の勢力圏の中で、誰が敵であるか分からない環境だ。そんな死と隣り合わせの張り詰めた状況下で兵士たちは勇敢に戦いを挑んでいく。
このエピソードは、2012年にアフガニスタンに派遣されたとある小隊の物語である。小隊の兵士たちは4日間にわたる過酷なタリバン掃討作戦に参加、その戦いを通して互いに一層強い連帯感を抱くようになる。そんな最中、たどり着いた合同警備所で一人の衛生兵がタリバンの砲撃を受け負傷してしまう。だがこの出来事がきっかけとなり、小隊のメンバーは改めて仲間同士の信頼と固い絆を感じるのであった。
アメリカ陸軍の若き兵士たちは、自らの命と名誉をかけて、アフガニスタンの荒野の無法地帯で、日々、過酷な戦闘に挑んでいる。タリバンは極悪非道で、ルールもモラルもない。彼らはエブラヒムケル周辺に潜み、勢力拡大を阻む米兵などの、邪魔者たちに対して、容赦なく銃を撃ってくるのだ。いつ、どこから敵の銃撃を受けるか分からない中、兵士たちは勇気を振り絞って村の巡回を続け、任務を果たすことに全身全霊を注ぐのである。
兵士の精神力に切り込んだ2つの事例を紹介する。訓練を重ねた選りすぐりの歩兵部隊が哨戒任務に当たっていたある日、1人の隊員がIED(即席爆発装置)を踏んでしまう。生きるために処置が必要となり、衛生兵も重症の兵士も冷静に対処する。また、アフガニスタンには不可解かつ危険な“カレーズ”と呼ばれる地下トンネルがあり、空挺部隊が爆破することになった。内部の様子を探るべく、勇気ある隊員が暗く狭い穴に這っていく。