研究者のチームが向かうのは、海洋生物の多様性に富むインドネシアの美しい海洋保護区。海の巨人とも呼ばれるマンタが生息する場所でもある。乱獲による絶滅が危惧されるも、いまだその生態は解明されていない。なかでも出産場所は、種の存続のために保護を強化すべき場所であり、確認が急がれている。研究者たちは妊娠中のメスと幼い子どものマンタに衛星タグを取りつけて、出産場所を突き止めようと試みる。
動物トリビア【コレ知ってた?】
マンタ・リッジ
マンタの古い皮膚や、死んだ寄生虫達を食べに小魚が集まってくる「マンタ・リッジ」という場所がある。人間の世界で言えば、スパといったところだろうか。「マンタ・リッジ」に到着すると、マンタたちは優雅にヒレを動かして泳ぐのを止め、沢山の小魚たちが自分の体から不必要となった成分をパクパクと食べるのを、じっと待つ。気持ちよさそうに。
マンタの指紋
人間と同じく、マンタにも指紋と同じような個体、唯一無二の識別パターンが存在する。マンタの指紋(のようなマーク)があるのは、白いお腹の部分。それぞれが、違う形、そしてサイズの黒い斑点を持つ。次回、水族館に行くことがあれば、是非確認して見て欲しい。
■二ヶ国語
■60分/1話