ナショナル ジオグラフィック

宇宙の奇石

原題: One Strange Rock
宇宙の奇石の写真

番組内容

私たちは、奇跡の上に生きている。
私たちが住む地球とは、いったいどんな惑星なのか?溶岩が噴出し続ける場所があれば、氷点下で暮らす人もいる。標高8,000メートルの山があれば、水深8,000メートルの海もある。とても美しく、そして少し奇妙なこの地球は、数え切れないほどの奇跡でできているのだ。映像表現に定評のあるダーレン・アロノフスキーと番組ホストのウィル・スミスが贈る、地球の神秘に迫るドキュメンタリー。

予告編


■60分x10話

番組のみどころ

番組のみどころの写真
見どころ
私たち人類が住む地球とその神秘を追及すべく、6大陸45カ国に及ぶ国々、そして宇宙にて撮影を敢行。苛酷な環境で滅多に見ることの出来ない映像を収めた。

気温がマイナス40度を下回るカナダのカンギクスジュアクや、反対に一年を通して40~50度となるエチオピアのダナキル低地、世界最深とも言われるバハマのブルーホールなど突出した環境を持つあらゆる場所を巡り、普段人々が足を踏み入れることが困難な場所を紹介する。

地球上最大生物であるシロナガスクジラから、地球上最小生物であるシアノバクテリア(光合成により酸素を生み出す酸素発生型光合成細菌)まで、あらゆる規模の生物を撮影。

ペギー・ウィットソン宇宙飛行士が地上を出発し、大気圏に突入、そして地球へと帰還する様子に密着。米国人最長の累積宇宙滞在日数665日を記録した彼女が、久しぶりに地球の土を踏む瞬間、酸素を肺いっぱいに吸い込む瞬間、青い空を見上げ暖かい日差しを浴びる瞬間、そして重力を感じる瞬間を切り取った。

美しくも驚きのある映像を求め、カメラを様々な所に取りつけて撮影を実施。 制空戦闘機であるF-15、ナミビア共和国のチーター、ベネズエラのエンジェルフォールに挑むロッククライマー、香港の高層タワーに登るエンジニアたち、世界で唯一の高高度グライダーであるPerlanⅡ、北極の氷の下、そして地球より宇宙へと向かうソユーズロケット(バイコヌール宇宙基地)や国際宇宙ステーションにカメラを設置し、まるでその場にいるような臨場感をお届けする。

初めて撮影クルーが足を踏み入れたアメリカ合衆国レチュギア洞窟の地下湖や、外国人として初めて撮影が許された万仏節(タイなどで祝われる仏教の祝祭日)など、ナショナル ジオグラフィックだからこそ撮影が可能となった貴重な映像が満載。

「宇宙の奇石」を制作する為に撮影された映像は、12年間映像を再生し続けられる程の膨大な量である。

製作総指揮
ダーレン・アロノフスキー
【Profile】
1969年米国ニューヨーク州出身。

ハーバード大学で映画を学び、卒業制作で手掛けた作品はその芸術性の高さより各方面より高い評価を受けた。待望の長編監督デビュー作「π」では、ハイコンセプトなテーマ、斬新な映像で一気にインディペンデントフィルムの新星として注目を集めた。続く「レクイエム・フォー・ドリーム」でハリウッドにその名を知らしめ、現在も“彼らしい”芸術性の高い作品を作り続けている。

【主な受賞歴】*ノミネートも含む
「レスラー」(主演ミッキー・ローク) ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞
「ブラック・スワン」(主演ナタリー・ポートマン) アカデミー監督賞 ノミネート

番組ホスト
ウィル・スミス 声の出演(日本語吹替版):東地 宏樹
【Profile】
1968年米国ペンシルヴェニア州出身。

1986年にラップ・デュオ“DJジャジー・ジェフ&ザ・フレッシュ・プリンス”を結成し、瞬く間に人気を獲得。グラミー賞最優秀パフォーマンス賞を受賞するなどデビューから数年で大きな成功を手にする。1990年からはウィル・スミスが本人として出演する米国のテレビ番組「The Fresh Prince of Bel-Air」が始まる。俳優としてのキャリアも好調にスタートさせ、「メン・イン・ブラック」、「アイ, ロボット」など様々な大ヒット映画に出演。ハリウッドでの地位を不動のものとしている。

【主な受賞歴】*ノミネートも含む
「アイ・アム・レジェンド」(主演ウィル・スミス) MTVムービー・アワード男優賞受賞
「幸せのちから」(主演ウィル・スミス) アカデミー賞主演男優賞ノミネート
「ALI アリ」(主演ウィル・スミス) アカデミー賞主演男優賞ノミネート

番組に登場する8人の宇宙飛行士たち *生年月日順
ジェフリー・ホフマン 声の出演(日本語吹替版):宮本 充
1944年、米国ニューヨーク州生まれ。1978年にNASA宇宙飛行士として選抜された。5回の宇宙飛行(宇宙遊泳、船外活動は4回)を経験し、宇宙空間滞在時間は1200時間を超えている。ハッブル宇宙望遠鏡に対して行われた初の光学系の修理も担当し、宇宙飛行士として有人宇宙船での滞在時間が1000時間を超えた初めての人物でもある。

ジェリー・リネンジャー 声の出演(日本語吹替版):横田 大輔
1955年、米国ミシガン州生まれ。医学博士であり、1992年にNASA宇宙飛行士として選抜された。ミール(ソビエト連邦によって1986年に打ち上げられ、2001年まで使われた宇宙ステーション)に約5カ月間滞在。宇宙ステーション滞在中は、宇宙開発の歴史上最大規模の火災、数回にわたり起きた生命維持システムの不具合、手動ドッキングシステムの試験中の補給船との衝突未遂など様々な危険と直面している。無事ミッションを終え帰還した時、彼は月まで110往復分以上に相当するほどの距離を移動していた事となった。

メイ・ジェミソン 声の出演(日本語吹替版):甲斐田 裕子
1956年、米国アラバマ州生まれ。アフリカ系アメリカ人女性として、初めて宇宙飛行を行った人物。1992年、スペースシャトルエンデバーで訪れた宇宙が彼女の初めての宇宙飛行であった。医学博士である彼女は、宇宙滞在中に材料科学、生命科学、人体の無重力状態への適応などについて研究していた。

クリス・ハドフィールド 声の出演(日本語吹替版):堀内 賢雄
1959年、カナダ、オンタリオ州生まれ。カナダ人宇宙飛行士として初めて国際宇宙ステーションのコマンダーに就任。21年間の宇宙飛行士としてのキャリアを通して、3度の宇宙飛行を経験。宇宙で4000時間を過ごし、地球の軌道を2600回周回している。宇宙飛行士として沢山の”初めての歴史的偉業”を達成している。いくつか紹介すると、ロシアの宇宙ステーション「ミール」にカナダ人宇宙飛行士として滞在した唯一の存在、国際宇宙ステーションのシャトルとカナダーム(ロボットアーム)の両方を操縦した初めての宇宙飛行士、またカナダ人宇宙飛行士として初めて船外活動をしたことなどが挙げられる。

ペギー・ウィットソン 声の出演(日本語吹替版):喜代原 まり
1960年、米国アイオワ州生まれの生化学博士。1996年に宇宙飛行士として選抜される。2002年に第5次長期滞在クルーとしてISSに滞在。2007年から2008年にかけて、第16次長期滞在クルーとしてISSに滞在。この滞在ではISS初の女性コマンダーを務めた。
第51次/第52次長期滞在ではISSでコマンダーを2回務める初めての女性となった。
この長期滞在により、ウィットソン宇宙飛行士は米国人最長の累積宇宙滞在日数665日を記録した。また女性宇宙飛行士として最多となる計10回の宇宙遊泳・船外活動を行っている。

ニコール・ストット 声の出演(日本語吹替版):北西 純子
1962年、米国ニューヨーク州生まれ。2000年にNASA宇宙飛行士として選抜。
STS-128ミッション(2009年)でISSに打ち上げられ、約2ヶ月の滞在を終えSTS-129ミッションで帰還。スペースシャトルでISSに打ち上げられ、スペースシャトルで帰還する最後のISSクルーとなる。ISS内でロボットアームを操作し、日本の宇宙ステーション補給機「こうのとり」初号機のキャプチャ作業を行った。またアーティストの一面もあり、宇宙で初めて絵を描いた宇宙飛行士でもある。

マイク・マッシミーノ 声の出演(日本語吹替版):橘 潤二
1962年、米国ニューヨーク州生まれ。1996年から2014年まで宇宙飛行士を務めた。ハッブル宇宙望遠鏡に関連する最後の2つのミッション(2002年のSTS-109ミッション、2009年のSTS-125ミッション)に参加。彼がハッブル宇宙望遠鏡の中で実際に作業をする最後の人物であった。また彼は、宇宙空間でツイッターを駆使しツイートをした初めての宇宙飛行士でもある。

リランド・メルヴィン 声の出演(日本語吹替版):松田 修平
1964年、米国バージニア州生まれ。1998年にNASA宇宙飛行士として選抜され、STS-122ミッションが初飛行であった。「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)、スペースシャトルのロボットアーム(SRMS)の操作を担当する。ここまでの経歴だけでも彼が優秀なのは明白だが、NFL(アメリカのプロアメリカンフットボールリーグ)のドラフト会議でデトロイト・ライオンズに指名され、NFLアメフト選手としてのキャリア経験を持つ唯一の宇宙飛行士でもある。

エピソード

「 息吹 (原題:Gasp) 」

息吹 (原題:Gasp)の写真

私たちは生まれた時から当たり前のように呼吸をしている。多くの人が酸素はあって当然と考えているかもしれない。だが、生命が生まれ育つのに十分な量の酸素があるのは、数多い惑星の中でも地球だけだと考えられている。人間や動物が絶えず酸素を吸い、二酸化炭素を吐きながら暮らしているのに酸素がなくならないのはなぜか?大量の酸素はどこからやって来るのか?雪氷学、気候学などの専門家の解説を交えながら、その謎に迫る。

「 狂騒 (原題:Storm) 」

狂騒 (原題:Storm)の写真

この美しい地球は、まさに嵐のような混沌から生まれた奇跡の星だ。いかにして宇宙に渦巻いていた塵やガスが惑星となり、現在の地球を形作ったのか。私たちの生命に欠くことのできない水はどこからもたらされたのか。各地で発見された隕石や、恐竜の絶滅を招いたとされる小惑星の衝突痕、地球の衛星・月にその答えはありそうだ。宇宙飛行士たちの証言や各方面の専門家の解説、そして驚異の映像で地球の成り立ちを明らかにする。

「 防護 (原題:Shield) 」

防護 (原題:Shield)の写真

地球に光を与え、さまざまな生き物に活力や恵みをもたらしてくれる太陽。しかし、全てを優しく包み込むようなその姿は、太陽が見せるほんの一面に過ぎない。実際の太陽は、生物の細胞を破壊する強烈な紫外線や、惑星を死の大地へと変える粒子や高温の熱を放射している。では、なぜ地球には生命が存在できているのだろうか?今回のエピソードでは、そうした太陽の凶暴さから生命を守ってくれる地球独自のメカニズムを紹介する。

「 創始 (原題:Genesis) 」

創始 (原題:Genesis)の写真

生命誕生の謎に迫る。地球はさまざまな生き物が共生する生命豊かな星だ。この星に存在するあらゆる生命は、元をたどれば1つの共通の祖先に行き着くと考えられている。その最初の生命はどのようにして生まれたのだろうか?生命が誕生するためにはいくつかの条件が必要だと言われる。原始の地球では、それらの条件はどのようにして満たされたのだろうか?そこにはどのような偶然が作用していたのだろうか?

「 生存 (原題:Survival) 」

生存 (原題:Survival)の写真

この美しい地球は生命にとって過酷な場所でもある。度重なる天災や大量絶滅により、これまでに誕生したほとんどの種は絶滅した。その一方で、生き延びた種は偶然の積み重ねで命をつなぎ進化している。その違いは何なのか。古生物やサンゴ、サケやカゲロウの生態を通じ、生き物の生と性のつながりを探り、人間にとって死は何を意味するのかを考える。元宇宙飛行士の証言や専門家の解説、驚異の映像で地球の真実が今、明らかに。

「 移住 (原題:Escape) 」

移住 (原題:Escape)の写真

クリス・ハドフィールド元宇宙飛行士は、人類が地球を去り、他の惑星に移住しなければならない時が来ると考えている。小惑星の衝突によって地球に残された大きな傷跡を見た時、彼はそう悟ったという。だが、他の惑星への移住は容易ではない。宇宙空間での放射線、微小重力への対応、そしてうまく移住できたとしても、新しい環境に適応できるだろうか?人類が地球を去る決断をしたとき、どんなことが起きるのかを検証していく。

「 変化 (原題:Terraform) 」

変化 (原題:Terraform)の写真

生物は40億年近い歳月をかけて地球を形作る手助けをしてきた。最初は岩の塊にすぎなかった地球を楽園に変えてきたのだ。一方で生物には破壊する力もある。そのため時には地球に望ましくない変化をもたらすこともあった。バクテリアから植物、動物そして人間に至るまで、あらゆるレベルの生き物はどのようにして地球を変えてきたのか。そして将来どのような可能性があるのか。元宇宙飛行士たちの証言をもとに、地球の真実に迫る。

「 生命 (原題:Alien) 」

生命 (原題:Alien)の写真

地球外生命体はいるのか?いるとしたらSFに出てくるような人間に似た生物なのだろうか?およそ40億年前、初めて地球に誕生した生物は単細胞のバクテリアだった。その後、20億年の時を経て、奇跡的とも言える出来事をきっかけに多様な生物が生まれ、それぞれ環境に適した形状へと進化を遂げてきたのだ。その過程をひも解きながら、宇宙でも同じことが起こり得るのか、複雑な生命体は存在し得るのか、その可能性を探っていく。

「 覚醒 (原題:Awakening) 」

覚醒 (原題:Awakening)の写真

地球に存在する生物の中で、人類だけが宇宙へと行くことが出来るほどの知恵を持っているのは何故なのだろうか。20億年は、地球に存在した命は脳を持たなかった。現在でも90%の生物が脳が無くても生き残れるという。しかし人類の脳は異例的に特殊であり、奇跡的である。何故地球上で人類だけが、突出した知恵を得たのか?地球で起きたどの様な連鎖反応が人類を賢くしたのかについて探っていく。

「 故郷 (原題:Home) 」

故郷 (原題:Home)の写真

3つのミッションを完了し、無重力状態での665日間を終えたペギー・ウィットソン宇宙飛行士が地球へと帰還した。彼女が久しぶりに地球の土を踏む瞬間、酸素を肺いっぱい吸い込む瞬間、青い空を見上げ、暖かい日差しを浴びる瞬間、そして重力を感じる瞬間と共に、地球に勝る“家”は本当に存在しないのか?という疑問を検証する。

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