40億年前に生物が誕生して以来、生存をかけた戦いが続けられてきた。現代に生存する生物は戦いを勝ち抜いてきた勝利者だ。このエピソードでは最新技術のコンピューターグラフィック、模型、華麗な野生動物の写真を使い、太古の海の捕食者から、650万年前に絶滅した恐竜及び現代の哺乳類、鳥類と昆虫を紹介し解説する。
40億年にわたる戦いの中で、生き抜いてきたものは死ぬ前に子孫を残さねばならず、中でも魅力的な容姿と力を兼ね備えたものが支配者となる。雄と雌の意識は全く異なるため、戦いが絶えない。雄はより多く交尾するために競い合うが、雌は相手の数ではなく質に重点をおく。このエピソードでは、生物の進化の一例である交尾を鮮やかな美しい映像で紹介していく。
このエピソードの焦点は、種の存続をかけた、進化をめぐる競争。捕食者と被食者の闘い、策略と逆襲、生物の容姿、また、それらの戦略の素晴らしさを新しい視点から解明する。被食者は襲われないよう防御力を高め、捕食者はその上をいく攻撃力を身に付けていく。バランスを保とうと、互いに進化し、終わりのない死活争いが展開されるのだ。
古代の生存競争の中では、集団生活をする動物が地球上で最も強いとされてきた。子孫の存続こそが勝利を意味し、そのために種同士で助け合ってきた。しかし、過度な自己犠牲は集団の不和を起こす原因となることも……。このエピソードではこれらの群を形成してきた進化と成功の秘密を解き明かす。
脳のないクラゲから考えるサルに至るまで、動物は何十億年もかけて終わりなき知能競争をしてきた。いつ、どのようにして知能が進化に関わってきたのか、そしてそれによりどのような問題が解決されたのか、また、全ての動物が高いIQを持ち合わせていないのはなぜか、という謎に迫る。
40億年以上もの間、生物は生存との戦いをしてきた。今日、我々はこの戦いに勝ち抜き、遺伝子を長期にわたり残してきた生物に囲まれている。祖先の血統を継続させることは生命を意味する。このエピソードでは、なぜ支配層にいた種が絶滅してしまうのか、どのような条件で長期にわたり生存できるのかを探っていく。