世界中の人々が天国と地獄の概念をどの様に普段の生活に取り入れているのか、モーガン・フリーマンが解き明かす。エチオピアで行われているエクソシズム、マヤ文明の人間の命を犠牲にしていた儀式、または生死をさまよった女性が見たという天国について掘り下げていく。このエピソードでは天国と地獄は単なる概念などではなく、我々人類の一部であり、理想郷でもあるということを検証していく。
宗教を統率しているリーダーたち数人にモーガン・フリーマンがインタビュー。一体どの様にして彼等は選ばれたのか? 宗教の中で彼等が担う役割とは一体? チベットのラマ(チベット仏教の僧侶)の生まれ変わりだと言うミネソタ州在住の9歳の少年を訪れたり、他人の悪事の肩代わりとして激痛を伴う儀式を目の当たりにすべくタイを訪れたりと、世界中を巡る。これらの体験を通し、彼等は神に少しでも近づいて、世界中に神の教えを説くため行っている行為なのだという事が明らかになる。
現代、神とは我々人類とかけ離れた存在になってしまったのだろうか? もしくは、神を感じる瞬間は時を選び訪れているのだろうか? モーガン・フリーマンが、自分は神に触れたのだと信じている人々を訪れる。アメリカ同時多発テロ事件の生存者がツインタワー崩壊時に神を見たという証言や、Ifa(宗教の名称)の信者たちが唱える予言について聞きだしていく。予言に出てくるナミビア砂漠へと赴くと、自然と神の存在の密接な関係性が見つかり、神とは信じることと疑う事の狭間に存在する概念だということが見えてきた。