常人ならば定年退職して余生をゆっくりと過ごすところだが、この男は違う。ジョージア州の湿地でたった1人で生きていく道を選んだ。
主にカワウソなどの野生動物の狩りをして命を繋いでいるが、食べる以外にも皮や肉を売りさばき年収2000ドルを稼ぎ出しながら野生に生きている。
「俺は時計なんて身に着けない。時間を気にすることもないからだ。森の中で数時間彷徨う方が、渋滞に10分引っかかるよりマシってもんだ。」―とコルバートは納得した顔で言う。
得意料理のカワウソのチリコンカンのレシピ、知りたくありませんか?
山の深く奥にある小屋に住む男だけあって、熊をも恐れないのがこの男。
わざわざ熊が多く住むテリトリーに引っ越し、手作りの木製シェルターを自身と、たまに遊びに来る愛する娘の為に作った。前に住んでいた場所(こちらも山の中)では、熊に食糧を食べ散らかされた苦い経験を持つ彼は、このシーズンでDIY冷蔵庫を作ろうと野望に燃えている。
ソーンは言う、「今の家には壁があるからね。すごく安全なんだ。」―どこから来るのかその自信。
果たして、このシーズン彼は冬眠から目覚めてくる熊たちとの闘いに勝つことが出来るのか?
一目を避けるかのように、山の端に立つ家で仲睦まじく暮らす夫婦の男女。
ウサギの為にドッグランならぬウサギランを庭に自作するも、全ては美味しいウサギのグリルを食べる為。
他にも鶏から蜂蜜を採取する為のミツバチまで、2人の理想郷を着々と作り上げている。
「いずれは全てを自給自足で賄えるようにしたいんだ。」―まさにミラクル・カップルな2人が仲睦まじく言う。
問題が起きた時はモダンテクノロジーに頼らずお互いの力を合わせて解決する。そんな結婚生活、覗いてみませんか?
自分の面倒は自分でみる。電気と水道から隔離された場所で暮らす男。
22年間も山に籠り、鍛冶職人として生計を立ててきたデリク。
そんな彼の生活を支えてくれる存在。それは3匹のラバ(雌ロバと雄馬の雑種)。
「自然界に経済は存在しない。自然界にあるのは命の鼓動だけ。」―ちょっとしたドヤ顔で言い放つデリク。
果たして、1人の男と3匹のラバの生活とはどんなものなのだろうか?
4日間で300カロリーしか摂取出来なくとも砂漠での生活をやめない男。
きちんと人里に家があるトビアスだが、限界に挑戦したいとアリゾナ州にある砂漠で放浪する事を決心した。
「飲食住の全てを砂漠にあるもので賄うんだ。」―ワクワクした顔で、放浪初期に語る彼。
彼の笑顔は、照りつける太陽光が眩しすぎる昼と、一気に気温が下がる夜の砂漠で一体どれだけ続くのだろう?
春が近づき、大自然には様々な変化が訪れる。コルバートの住む湿原は長雨によって危険なほど水位が増していた。しかし彼はこれをチャンスと捉え、小屋の再建のために必要な資材を運ぼうとする。一方、ソーンの住む小屋の周辺にはクマが出没。自作農家のトニーとアメリアは寒さから家畜を守るため、自作ストーブの完成を急ぐ。そして鍛冶職人のデリクは冬の間、預けていたラバを連れ帰ろうとするが、道中、困難に見舞われる。
春の息吹があちこちで感じられる中、開拓者のコルバートは罠猟に奔走していた。そしてノースカロライナ州の山奥に暮らすソーンは、ビーバー狩りのためにボートを作ることを決意する。一方、トニーとアメリアの夫婦は、必要な収入を得るために樹液を採取し、シロップ作りに挑戦。その頃、ロッキー山脈に住むデリクはロバを手なずけようと奮闘中だ。それぞれが自然の脅威と恵みに向き合う姿を追う。
生きるためには食べなくてはならない。しかし厳しい自然の中では、食料を手に入れるのも容易ではない。トビアスは、アリゾナ砂漠で危険と隣り合わせの狩りへ。デリクは、手なずけたラバと共に、降り積もる雪の中を突き進む。コルバートが追い求めるのは、なかなか姿を見せない野生のブタだ。そしてソーンは、ビーバーを追って川下へ。自然の中で知恵を絞り、それぞれが無事に食料にありつけるのだろうか。
普通の生活なら簡単に手に入るものでも、厳しい自然の中ではなかなか入手できない。射撃の技術を身につけたトニーとアメリアは森の中に身を潜めて七面鳥を狙う。トビアスは、飲み水を求め、乾いた大地をさまよい歩く。そしてデリクも、ラバが怪我をしたため飲み水の問題に悩まされていた。一方、湿地での小屋造りに奮闘するコルバートには頼もしい助っ人が。それぞれ求める物を手にすることはできるのだろうか。
自然の中で生きる6人は、知恵をしぼって新たな挑戦に立ち向かう。コルバートは蚊が少ない高台のツリーハウスに架ける吊り橋作りに着手する。ソーンは友人アンブラの力を借り、あの手この手でシチメンチョウを仕留めようとする。トニーとアメリアはニワトリが農園を荒らすのを食い止めようと、ほかの鳥を飼い始める。トビアスはネズミを捕まえるべく、空腹に耐えながらワナを仕掛ける。果たしてうまくいくのだろうか。
トニーとアメリアが飼育するミツバチは「巣別れ」の季節を迎えた。2人はミツバチたちを捕獲し、新たな巣箱に引っ越しをさせようと奮闘する。ソーンは肥料に使う炭を手に入れるため、たき火をする。しかし山火事を起こさないよう、気を配らなければならない。コルバートは小屋の再建に必要な物を物々交換で入手しようとする。トビアスは、昼夜の過酷な気温差から身を守ろうと小屋を作る。6人はそれぞれ成果を収めるだろうか。
大自然で生きるには、自分の食料は自分でまかなわなければいけない。時にはタンパク質の補給のため、生き物の命をいただくこともある。今回、トビアスは自作の弓矢でウサギ狩りに挑戦。トニーとアメリアは増えすぎたウサギを処理することに。ソーンは娘のブライアーと一緒にザリガニ捕りのワナを仕掛ける。一方、デリクは預けていた2頭のラバを、自作のキャンプ道具と引き替えに輸送してもらうことに。果たして輸送は成功するのか。
大自然の中で生きる男女6人は創意工夫を凝らしながら、生活に必要な理想の道具を自らの手で作り出していく。例えば廃品を集めるために車が欲しくてたまらないトニーとアメリア。エコにこだわる夫妻は、手に入れた古い車にある工夫を施す。コルバートは、長年愛用してきたカヌーが壊れたため、自らの手で丸木舟に挑戦。一方、トビアスは食料を求めて新天地を開拓し、ソーンは屋根の補強を試みる。新たな挑戦は果たしてうまくいのか。
春が終わりに近づく中、雪の重みでデリクの作業場の屋根が崩落。彼はたったひとりで屋根の修理を開始する。一方砂漠に暮らすトビアスは、水たまりの水を太陽の紫外線で消毒して飲み水に。しかし気温が上がるにつれ、新たな水源の確保が急務となる。そんな中トニーとアメリアは、木や草を刈る道具を手に入れるために取引をすることを思いつく。コルバートは予想外の雷雨に遭遇。それぞれ困難を乗り越えることができるだろうか。
大自然の中で生きる6人にまたしても試練が立ちはだかる。トニーとアメリアは焼き畑農法で山の斜面を畑に変えようとするも、炎に悪戦苦闘。トビアスは頼りにしていた水源がかれてしまい、デリクはラバに逃げられ探し回るハメに。一方、ソーンは車にひかれたアライグマの毛皮で、新しい恋人デリラへの贈り物を作ろうとする。コルバートは手に傷を負いながらも小屋の再建を続ける。厳しくも豊かな自然の中で、彼らが得るものとは?