黒人奴隷解放の使徒 ナット・ターナー伝説

原題:Rise Up: The Legacy of Nat Turner

番組内容

人種差別問題の歴史を紐解く
アフリカ系アメリカ人奴隷にして伝道者のナット・ターナーは、1832年、バージニア州のサウサンプトン郡で奴隷反乱を率い、血みどろの戦いを繰り広げた。暴虐からの自由を求めるアフリカ人とアメリカの有色人種の、奴隷制度に対する戦いであった。
このドキュメンタリーでは、俳優ロジャー・グーンヴァー・スミスと共にサウサンプトン郡をめぐり、ナット・ターナーが生き、戦い、そして散った舞台である町や農場を訪れる。行く先々で専門家や地元住人、ターナーの子孫らと出会い、その証言によって、これまで誤解され続けてきた彼の真実の姿が明かされていく。
歴史上、そして現代における人種差別問題についての歯に衣を着せぬ議論に加え、なぜターナーが初期の黒人の解放者として、アメリカの国家形成に貢献した人物だと評価されていないのか、視聴者に問いかける。

■二カ国語
■60分/全1話

ココが見どころ

ナット・ターナーとはだれか?
時は遡り1830年代、ナット・ターナーという男がアメリカで反逆を起こした黒人として、歴史にその名を刻んでいる。良い意味でも、悪い意味でも、だ。白人オーナーの保有から逃れ、老若男女関係無く村の55人もの白人たちを殺害した軍のリーダーとして知られているのだ。果たして彼はヒーロー視されるべき存在なのだろうか?
そして、この番組を見終わった後、ターナーに対する、そして人種差別に対してあなたも少し考えてほしい。自らの意見を自問自答出来るのも、この番組の醍醐味なのだ。

何故今この番組なのか?
もう21世紀だと言うのにも関わらず、この世界には人種差別が蔓延っている。差別的発言でトップニュースを飾る不名誉な政治家やがいたり、集団となって差別に対する苛立ちをぶつけ暴れる軍団の登場など、悲しいことに人種差別は世間をいまだ騒がせる。中でも特に米国で目立つのは黒人に対する差別。だが、そうは言っても人種差別は決して対岸の火事などではない。差別問題の根深さ、そして深刻さを今一度再確認しようではないか。