水生態学者ゼブ・ホーガンは、世界最大級とされる2種類のエイを捕獲した。だが南アメリカで最も巨大な淡水エイ、アハイア・グランディを是非とも探し出したいと考え、アルゼンチン北部のパラナ川を船で進んでいく。獰猛なピラニアに遭遇しながらも地元の漁師の知恵を借りて、美しく危険な淡水エイを数匹捕まえた。そして180キロの大物も釣れそうになったが、このモンスターは闘わずして水面に上がるつもりはなかったのである。
南フランスに動物や人間まで襲う巨大ナマズの伝説があるという。水生態学者のゼブ・ホーガンは自分でこの怪物ナマズをつかまえ、何を食べてそれほど巨大になるのか調べることにした。ヨーロッパ最大の淡水捕食動物のヨーロッパオオナマズを探して、古都アルビで見たものは、まるでシャチのような不思議な摂食行動だった。地元の科学者や魚釣りガイドの助けを借りたゼブは体重100キロ、体長250センチの超巨大ナマズを狙う。
水生態学者のゼブ・ホーガンはフロリダを訪れ、ハタ科に属する魚で保護対象にもなっている、西大西洋最大といわれるイタヤラを探していた。科学者と地元の漁師の助けを借りても、探索は容易ではない。最新の科学技術で準備を整えて沈没船の周辺に潜ったが、そこへオオメジロザメが現れたのだ。探し始めて2週間が経ち、遂にモンスター級のイタヤラが釣れそうになったゼブに対し、この巨大魚が挑んだのは命を賭けた綱引きだった。