20人のアメリカ人がヌーの大群を追いかけて、地図もコンパスも持たず、徒歩でセレンゲティの縦断に挑む。サバイバルの達人や元軍人など個性派ぞろいの挑戦者たち。しかしチャレンジ開始前から彼らの間に不穏な空気が漂う。出発したあとも問題は続発。人間同士のぶつかり合いだけではなく、セレンゲティには危険があふれているのだ。自然の脅威に屈することなく20人はチャレンジを成功させられるのか?
ヌーの大群を追ってセレンゲティを北上する人間チームは75キロ踏破。しかし、灼熱の平原で水を探して辿り着いた岩場はライオンの縄張りだった。武器もなく、捕食動物から夜、身を守る唯一の術は焚火。そこへ雷雨が襲う。苛酷な状況の中で21歳のジョシュアが脱落。頼れるメンバーだったキースも病気の家族の元へ帰って行く。ストレスに晒され続けるチームに食料を巡る争いが起こる。そして夜、闇の中でライオンの群れに狙われる。
アフリカのセレンゲティを徒歩で移動するサバイバル旅に出た20人。出発から10日目を迎え、のべ117キロを踏破。しかし、すでに5人が脱落し、道のりはなお険しさを増していた。そんな中、小グループ「アニマルハウス」の4人が、歩くペースを上げたいと訴える。しかし負傷し、体力の限界を感じるメンバーも…。落差300メートルの断崖やワニが群がる川など過酷さを極めるルートを、何人のメンバーが乗り越えていけるのだろうか。
チャレンジ開始から14日が経ち、6人が脱落した。14人となった彼らの前に、今度は密猟者の脅威が迫る。急いで北へ逃げる彼らだが、過酷な移動が原因で群れの中に新たな不和を生むことになる。なかなかまとまらない14人。そんな状況の中、彼らの前にまた川が立ちはだかる。大雨が降り増量した川にはカバやワニが獲物を狙って潜んでいる。マラ川を目指すには川を渡るしかないが、彼らはどういう判断を下すのか。
ヌーの大群を追ってセレンゲティ横断に出発してから20日余り。すでに200キロ近くを踏破し、水かさの増した川を渡るために水辺に沿って東へ進路を取る。しかし、そこには獰猛なカバやワニの群れが…。一方、深刻な食糧不足と疲労で、メンバーが激しく対立、糖尿病を患うロビンの今後を巡って遂に内部分裂が起こる。しかし、ゴールを目指してペースを上げるチームは、待ち受ける難関を乗り越えるために団結しなければならなかった。
セレンゲティ平原を横断する320キロの旅は、マラ川まであと約50キロに迫り最終段階を迎えた。しかし食料が尽きて旅は過酷さを増す。元軍人のマヌは足の怪我から感染症にかかり殆ど歩けない。また、イェンスは赤痢にかかったようだ。川の手前の草原は捕食動物の狩猟場。人間の群れは武器も持たず、病院は320キロ先にしか無い。彼らは一塊となって草原を横切り、安全を保障された目的地、マラ川に辿り着くことができるだろうか。