ポート・プロテクションで生き抜くのに必要なのは豊富な知恵だ。この土地の住民は海や森の中で暮らす術を知っている。ブーツを長持ちさせるためのオイルを作るため、自前の仕掛けでミンクを捕まえに森へ行くサム。潮の流れを読み、食料となる貝を海で採取するギャリー。農場を作る夢をかなえるために友人の協力を得て懸命に働くハンスとティンビー夫妻。それぞれが困難と闘い、機知に富んだ生活をする様子に迫る。
ポート・プロテクションでは悪天候が続き、脚の具合が悪くなったティンビは交通手段がないため病院に行くことができなくなる。カーリーはビーバーが作ったダムによって狩りに行く道路が浸水するのを防ぐため、ワナを仕掛けに出かける。サムは島では貴重な野菜を育てようと、栽培に適した土を作るための材料を採りに行き、ゲイリーはキングサーモンを捕りに海に出る。皆、晴れ間を縫って用や仕事に出かけ、互いに助け合っているのだ。
ポート・プロテクションの冬が終わろうとしている。住民はそれぞれの心持ちで新しい季節を迎える。暖かくなるのを待ち望んでいたサムは新鮮な魚を求めて漁に出る。一方、獲物の毛皮をオークションで売って、収入を得ていたギャリーは猟シーズンの終わりを間近にして最後の捕獲に出かける。その他、町の中心人物ジャックの家を脅かす大木を切り倒す、オノ使いの職人カーリーや薪を探して奮闘するメアリーの暮らしを追う。
春、家の近くに薪にする木がなくなったハンスとティンビは、倒木や立ち枯れた木を求めて山に出かけ、雨でぬかるんだ道の移動と搬送に苦労する。都会から移り住んだメアリーは狩りに慣れているが、クマ撃ちに初挑戦。クマは発見したが、狩りはうまくいくのだろうか。また新入りのアマンダは、住民の一員になれるよう自給自足生活に努力中。今日はゲイリーが捕まえてくれたビーバーを使って、毛皮を加工する方法を教わる。
ポート・プロテクションの住民たちは、互いに協力し合って暮らしている。カーリーは友人のジギーのため、過去の経験と決断力を活かし、彼の家を脅かす腐った木の伐採を試みる。アマンダに狩猟や追跡の方法など森で生き抜くためのサバイバルの極意を教えるメアリー。またボランティアで消防署を運営するサムは、地域の有志数名と実際の火を使って消防訓練を行う。それぞれが問題や挑戦に直面し、奮闘しながら生活する様子を追う。
サムはエンジンと交換に手に入れた材料で、懸案の狩り用ストーブを作り始める。ハンスとティンビは野菜を栽培するための温室作りに着手する。メアリーは銃弾を買いに160キロの道のりを運転してクレーグの町に出かけるが、大雪に見舞われる。自分で薪採りに行けない住民に提供するため、カーリーはアマンダと伐採に出かけるが、大木を引っ張る際にトラックが故障してしまう。それぞれ困難を乗り越え、目的を達成できるのか?
ポート・プロテクションの住民は失敗から多くを学んできた。カーリーとアマンダはオヒョウ漁へ出るが、借りた漁具を海に沈めてしまう。漁具を取り戻し、オヒョウを釣ることが果たしてできるのか。一方、ギャリーはハンターとしての実力を試すため、ライチョウを捕まえに猟場へ。発明家のサムは古い造船所で集めたガラクタで自家製の風車作りに取り組む。ハンスは水質検査で思わぬ汚染原因を突き止め、すぐに問題解決に乗り出す。
ギャリーはハンスに捕獲カゴを借りて、5年ぶりのエビ漁に出かける。ハンスが日々の激務から術後の腰に痛みを感じているため、ティンビは古くから伝わる薬草のハリブキを採りに出かける。カーリーは壊れた埠頭の板を修理するため、置いてあった大木を移動させようとするが、問題が発生する。サムはクマを仕留めようと、手製のストーブ持参で泊まりがけの狩りに出かける。それぞれ困難を乗り越えて目的を達成できるだろうか。
天敵・捕食動物と闘うため、ポート・プロテクションの住民は工夫して暮らしている。農場経営を目指すハンスとティンビは、友人の手助けを得てアヒル小屋を建てる。捕食動物対策は果たして成功するのか。一方メアリーはマスを釣りに人里離れた山奥の湖へ行くが、スコールに襲われ、思うように魚が釣れない。またサムは浜辺をまわって薪を集め、カーリーは古いトラックの荷台を改装して、春のうちにそれぞれの計画を遂行していた。
ギャリーは隣人たちに必要な物を聞いて、船でランゲルの町に出掛ける。依頼品リストの中には、ハンスとティンビに頼まれたアヒルのヒナがあった。ハンスとティンビはヒナが届く前に飼育小屋と放牧場を完成させようと、メアリーやアマンダたちの手を借りて必死で作業に取り組む。カーリーは肉を求めてクマ狩りに出掛け、サムとスチュアートは、断水の原因を探るべく貯水池のダムに出掛ける。それぞれの計画は成功するのだろうか。
ポート・プロテクションの住民は、まもなく迎える冬に備え、食料の貯蓄などで忙しい日々を過ごす。ポーター夫妻はオヒョウを釣りに行き、ギャリーは初めてのヘラジカ狩りに、カーリーは相棒の犬ジェスロを連れてカモ狩りに出る。一方、山小屋を家主に返さなくてはならないアマンダは購入した船を住居とするための準備をする。嵐が迫り来る中、それぞれ船で出かけた住民たちは、果たして無事に冬支度をできるのか。
ポート・プロテクションでは季節が秋から冬へと移り変わろうとし、天候が変化する中、人々は冬支度に追われる。ハンスとティンビはカーリーの力を借りて薪を集める。カーリーは、手で転がして持ち帰るのではなく運搬装置を設置して運ぶことを提案するが、悪天候の中、設置作業は難航する。アマンダは、メアリーの手ほどきで初めてのシカ狩りに出掛ける。サムは冬の間の保存食を作るため、スチュアートと魚を捕りに出掛ける。
森にはカワウソ人間"クシュタカ"がいると言われる。サムは息子のマットとシカ狩りに出かけ、道に迷う。一方メアリーは水鳥狩りをカーリーに習うが、なかなか撃ち落とせない。ギャリーは薪用の木を探しに出かけたが、チェーンソーが壊れてしまう。またポーター夫妻はアヒルのエサの材料集めに森へ行く。クシュタカの仕業なのか、サム親子を始め、それぞれに森でハプニングが起こる。果たして無事に目的を遂げることができるのか。
サムとスチュアートは廃品を利用して捕獲かごを作りエビ漁に出掛けるが、古い船で向かった海は高波が押し寄せ大荒れになる。カーリーは魚を捕るのに欠かせない船の修理費を稼ぐため、カワウソのワナを仕掛けに向かう。アマンダはジギーに習いながら、新しく手に入れた船の修理や疑似餌作りを行う。ハンスとティンビは長く暗い冬を越すのに必要な保存食を作るため、強風で壊れてしまった燻製小屋を新しく大きな物に作り直す。
脅威の冬が近づくポート・プロテクション。住民たちは準備に奮闘する。メアリーは薪用の木を得るため、伐採の仕方をカーリーに習うが、恐怖心からなかなか切り倒せない。一方、ポーター夫妻は山道の補修を行う。シカ狩りに出かけたギャリーは途中で四輪バギーが壊れ、徒歩で進むことになる。また、アマンダは家の退居を目前に、サムのサポートの下、住居となる船の暖房の整備をする。トラブルを乗り越え、冬の準備は無事進むのか。
冬を迎えたポート・プロテクション。ハンスとティンビは、念願だったヤギの飼育を始めることを決め、カーリーと一緒にヤギを迎えに出掛けるが、道が木で塞がれているかもしれず、凍結や積雪の恐れもある。ギャリーはテンのワナ猟に出掛け、昔住んでいた家を訪ねる。サムは、野菜栽培のために予備の貯水タンクを設置する土台作りに取りかかる。嵐で数日、家にこもっていたメアリーは、食べ物に変化を求めてライチョウ猟に出掛ける。
ポート・プロテクションの住民は刺激的な日々を送っている。近所の有志と森で捜索救難訓練をするサム。遭難者役マットの救出を目指す。一方カーリーに伐木を習ったばかりのメアリーは、1人で木を切りに出る。恐怖心に打ち勝ち、倒木を成功させられるのか。その他、町ではゴミの収集がないため、友人の分も不燃ゴミを捨てにいくカーリー。サポートを得て、所有地の遊歩道の修繕を行うギャリーなど、住民同士が協力し合う姿を追う。
アマンダは船を家に改造するため、スチュアートとメアリーの力を借りてエンジンを取り出そうとするが、サビついている上に重く、作業は難航する。ティンビはヤギの子供が生まれる準備に、ワシよけの網を張ろうと考える。崖の上のジギーの家では嵐で大木が倒れ、重い物を引き上げるクレーン装置が壊れたため、カーリーが協力して修理にあたる。サムは息子のマットと一緒に貝採りに出掛け、親子2人のキャンプを初めて経験する。
完全な自給自足を目指すポーター夫妻は、アマンダなど友人の力を借り温室の建設に乗り出す。高価な資材を使うため失敗は許されない中、問題が発生。果たして無事に完成するのか。一方、ギャリーは森の生態調査をしながら、釣りスポットを探し歩き、サムは特製の仕掛けを作り、タコ漁に出る。また、自宅にミンクが出て途方に暮れるメアリーの救済に向かうカーリー。生け捕り用のワナを仕掛けて、捕獲の瞬間を待つ。
体調が悪化したアマンダは、心臓発作の恐れがあり、町にいられなくなるかもしれないという不安を抱きながら、診察を受けに出掛ける。ハンスとティンビは野菜栽培用の温室作りを仲間に任せ、コンポストの材料である石灰を採りに行く。スチュアートの転覆した船を修理するため、サムと息子のマットはスチュアートと、船の修理作業用いかだの修理に取り掛かる。カーリーは今年初のキングサーモン漁に出掛けるが、嵐が接近する。