ナショナル ジオグラフィック

イギリス 発明の歴史

原題: Britain’s Greatest Machines with Chris Barrie
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番組内容

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映画「トゥームレイダー」にも出演している俳優クリス・バリーが、情熱や卓越した経験によって生み出された、歴史に残る機械の誕生秘話を紹介。彼自身が年代物の品々やクラシックカーなどのコレクターでもあるので、このシリーズにかける意気込みはひとしおだ。クリスは時代を10年ごとに区切って、それぞれの時代の技術進歩がイギリスの歴史全体において果たした役割を考える。シリーズ最初にお送りする4つのエピソードでは、1930年、1950年、1960年、1980年代に焦点を当てる。自ら機械に触れ、クラシックカーを運転し、発明の瞬間や天才のひらめきを探り、今まで語られることのなかった情報や秘話に迫る。サクセスストーリーばかりに光が当たるが、偉大な失敗なくしてイギリスの歴史はなかったということが分かる。

#1 1930年代 戦争への道  (1930s The Road To War)
#2 1950年代 新しい時代へ (1950s A New World Order)
#3 1960年代 デザイン革命  (1960s Revolution By Design)
#4 1980年代 未来の始まり  (1980s The Future Has Landed)

エピソード

#1

「 1930年代 戦争への道 (1930s The Road To War) 」

1930年代 戦争への道 (1930s The Road To War)の写真

クリス・バリーが1930年代の偉大な発明を探して、世界一速い蒸気機関車、A4グレズリーを運転し、初期の航空機ドラゴン・ラピドに搭乗。この時代イギリスでは大量生産が始まり、高速マシーンが次々に誕生した。その偉大な発明がイギリスの軍備増強に与えた影響を探るべく、当時の自動車に試乗、第二次世界大戦の戦車クルセイダーにどう生かされたかを考える。他にも蒸気運搬車センチネルやスーパーマリンS6-Bが登場する。

#2

「 1950年代 新しい時代へ (1950s A New World Order) 」

クリス・バリーはルートマスター・バスで地元のテストコースを走り、爆撃機バルカンボンバーで空を飛ぶ。冷戦時代は軍事面では超大国が圧倒的な存在だったが、これらの優秀な機械により工学分野ではイギリスが世界をリードした。彼はデルティック・ディーゼルの機関車を運転し、戦時下のテクノロジーや素材によって、どのように画期的な機械が開発されたかを探り、次にラベル望遠鏡を訪れ、冷戦下では電波望遠鏡でさえ争いに巻き込まれていたことを知る。さらには、悲しい運命を背負った世界初のジェット旅客機のデザインを見たり、世界的な成功を収めたランドローバーで過酷なテスト走行を試みたりする。

#3

「 1960年代 デザイン革命 (1960s Revolution By Design) 」

1960年代 デザイン革命 (1960s Revolution By Design)の写真

クリス・バリーが当時のミニクーパーでモンテカルロ・ラリーを再現する。そしてラヌルフ・フィンネス卿のナイルの探検を1960年代最高のマシーンと言われるホーバークラフトで体験する。1960年代には革新的なマシーンが数多く生み出され、開発に携わった人々はイギリス最高のデザイナー及びエンジニアとして歴史に名を刻んだ。クリスはこの時代に大きな進歩を遂げたトラックに乗って今日活躍している配達用バンの歴史を知り、時代の象徴となったロンドンの郵便局タワーの秘密を探る。さらにはミスワールドの成功に敬意を表し、独断で60年代のスポーツカーのミスワールドを選定する。

#4

「 1980年代 未来の始まり (1980s The Future Has Landed) 」

クリス・バリーは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場するデロリアンDMCに乗り、重要な戦いとなったフォークランド紛争の戦場を訪れ、1980年代イギリスの優秀な機械を探す。80年代にイギリスはオイルショックから立ち直り、伝統的な製造工業に代わって、コンピュータ化、電子技術の活用、新素材の採用が進んだ。クリスは時代の先がけとして忘れることのできないシンクレアC-5について語り、さらに当時開発された高性能車を見る。それを生み出した新興産業こそ、イギリスが世界をリードするようになるモータースポーツ産業だった。

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