史上最大規模で展開されたノルマンディー上陸作戦。1944年6月6日に総勢156,000人の連合国軍兵士が各海岸を目指した。その中に含まれていたのが、ジェームズ・アール・ラダー中佐率いるアメリカ陸軍第2レンジャー大隊だ。彼らの任務は主要な上陸部隊が到着する前に、ユタとオマハの両海岸の間に位置するオック岬にあるドイツ軍の要塞を攻略することだった。彼らは一体どんな方法で断崖の上に築いた要塞に攻め入ったのか?
「ブラックデビル」はアメリカ軍とカナダ軍が合同で結成した山岳部隊だ。隊員たちはまもなく初の実戦を迎えようとしている。極寒のイタリア山中で夜間強襲作戦を行うのだ。暗闇の中、高さ60メートルの断崖絶壁を登り、塹壕に立てこもるドイツ兵を急襲する。目指すはモンテ・ラ・ディフェンサの制圧だ。ここを押さえればローマへのルートが開ける。連合国軍がイタリア戦線を制覇できるかどうかはブラックデビルの活躍にかかっていた。
西からドイツの首都ベルリンを目指すアメリカ・イギリス連合軍。彼らの前にはライン川が天然の要害として立ちはだかっていた。1945年3月7日、レマーゲンの町へ進軍してきたアメリカ第27機甲歩兵大隊A中隊はライン川にかかるルーデンドルフ橋が無傷で残っているのを発見する。アメリカ軍は対岸に橋頭堡を築くべく橋の奪取作戦を開始。爆弾が仕掛けられ、敵の狙撃隊も待ち受ける橋へ第27機甲歩兵大隊A中隊が勇敢に立ち向かった。
ノルマンディー上陸作戦の前夜、イギリス軍の軽歩兵連隊「オックスアンドバックス」が、軍用グライダーに乗って2つの橋を急襲しようとしていた。この急襲が失敗すれば、上陸部隊の侵攻は行き詰まり、再び海に押し返されてしまうかもしれない。逆に成功すれば、ヨーロッパ大陸における連合国軍の足がかりができ、ベルリンへの道が見えてくる。果たしてオックスアンドバックスは屈強なドイツ兵を倒し、2つの橋を制圧できるのか?
1942年、イギリス軍は北アフリカ戦線でドイツの戦車軍団に苦しめられていた。戦局を変えるには前線への物資補給路を断つしかない。そこで特殊部隊によるエジプトのドイツ空軍飛行場急襲作戦が実施される。それは夜の闇の中ジープで砂漠を縦断し、飛行場に乗り込み航空機を破壊、追手の目を逃れて戻ってくるという過酷かつ危険極まりないものであった。デビッド・スターリング少佐率いる精鋭部隊、L分遣隊は決死の覚悟で作戦に臨む。
1942年、イギリス軍のコマンド部隊は大胆極まりない強襲作戦に挑んだ。爆薬を積んだ老朽駆逐艦を、フランスのサン・ナゼールにあるドイツ軍のドックに突っ込ませるというものだ。ここを破壊すれば、ドイツ軍の誇る巨大戦艦は修繕ができなくなり、大西洋の覇権をめぐる戦いはイギリス軍に有利に傾くだろう。ドイツの軍艦に偽装した駆逐艦が敵陣の真っただ中に侵入していく。果たしてこの前代未聞の強襲作戦は成功するのだろうか?