アメリカ大陸の野生動物を紹介するシリーズの第4弾。初回は、人を恐れないオオカミの謎に迫る。ケーシー・アンダーソンがまず訪れたのは、カナダ西海岸のトフィーノ。そこではオオカミが町へ現れ、犬を襲う事件が起きていた。本来人と距離を置くはずのオオカミが「モンスター化」した原因を探るべく、ケーシーは野生のオオカミの生態を調査する一方、オオカミ保護施設を訪問。そこで行った実験から、1つの仮説が導きだされた。
2011年にアメリカで初めて、コウモリに噛まれたことによる死者が出た。それだけではない。メキシコから吸血コウモリが北上し、アメリカにやってくるという噂があるのだ。ケーシー・アンダーソンは噂の真相を確かめるべく、コウモリの大群が目撃されるテキサス州を訪ね、コウモリのねぐらである洞窟へ潜入する。さらに彼はメキシコへ飛び、「拷問部屋」と呼ばれる洞窟を探検する。果たして吸血コウモリを見つけることができるのか?
アメリカ大陸の野生動物を紹介するシリーズの第4弾。第3回のテーマは、ヘラジカの繁殖行動の謎。ヘラジカは単独行動をする動物だと言われている。しかし繁殖期になると大きな群れを形成することがあるという。「スーパーグループ」と呼ばれる、幻の大群の実態を確かめるため、ケーシーはアラスカの大自然へ赴く。一方でケーシーは、飼育下のヘラジカを使い、発情期のオスが行う戦いとはどういうものかを検証する。
一時期、絶滅の危機に追い込まれたオオツノヒツジは保護活動により、その数が増えつつあった。しかしそれ以上の勢いで、捕食者であるピューマに襲われるため、再び絶滅の危機に瀕する可能性もあるという。特にエサの少ない砂漠地帯では、オオツノヒツジが集中して狙われるので、事態は深刻だ。ピューマを愛するケーシー・アンダーソンは、実態を調査するためニューメキシコ州の砂漠地帯を訪ね、心痛い現実を目の当たりにする。
アメリカ大陸の野生動物を紹介するシリーズの第4弾。第5回では、ケーシーがワニについて学ぶべくフロリダで様々な活動を行う。専門家にワニの捕獲方法を学びつつ、ワニを育む湿地とクロクマの棲む森の関係性を確かめ、生態系を破壊するニシキヘビの駆除にも協力。一方でかつて絶滅しかけたワニが、今や町に出没し厄介者扱いされている現状も知る。そんなケーシーの切なる願いは、野生のワニの自然な姿を間近で見ることであった。
体長2メートル以上の巨体を持つグリズリーはどう猛な捕食者として知られているが、夜間の生態についてはよく分かっていない。イエローストーンで長年グリズリーを観察しているケーシーも夜の姿は見たことがない。そこで彼は謎を解明するべく、日が暮れた後にクマの多発地帯へ向かい、調査を開始する。いつ襲われてもおかしくない状況の中、ハイテクな装備を駆使して調査に挑むケーシー。彼が暗闇の中で見たグリズリーの生態とは?