およそ100年前にインドで発見されたブッダの骨。
果たして本物なのか?!その真相に迫る!
1898年、イギリス人の駐在官ウィリアム・ペッペは、北インドにある古墳で発掘作業を指揮していると、思いもよらない物を発見した。
20フィートを超える深さの地中に、驚くべき遺物を掘り当てたのだ。
それは巨大な石櫃で、1,000点以上の金銀宝玉や装身具類と共に、灰と骨片が納められていた。しかも壺の1つには、これらが釈迦の遺骨であるという意味の言葉が刻まれていた。この出来事は、インドの考古学史上最大の発見かと思われた。
しかし、疑惑やスキャンダルに巻き込まれ、この驚くべき発見の真偽は100年以上にわたり決着がついていない。手の込んだ捏造だと主張する人もいれば、この地こそが偉大な世界宗教の救世主の墓に違いないと言う人もいる。
ペッぺの発見に懐疑的な人々は、他の現場での捏造が証明されたドイツの考古学者アントン・フューラー博士の関与を理由にあげている。
インドの著名な歴史家チャールズ•アレンが、ついにこの大きな謎の解明に乗り出す。