世界有数のミリタリー・アンティーク会社を経営するクランマー父子。2人が扱うのは戦車、機関銃、大砲、大量の古いピストルだ。今週は第一次世界大戦を再現するイベントや有名な世界最大級の銃の見本市への出展で大忙し。その合間をぬい射撃イベントを開催する。だが、父クリスチャンの骨董ピストルへの偏愛ぶりが、ファミリー・ビジネスを脱線させる事態に?
クリスチャンとアレックスのクランマー親子は、ミリタリー・アンティークを取り扱う世界有数のディーラーだ。このエピソードでは、従業員のクリスとポールが南北戦争時代のカノン砲を動作確認のため試し撃ち。一方アレックスは第二次世界大戦当時のジープを買い取ろうともくろみ、それに反対する父との衝突を引き起こしてしまう。さらに会社の経営が厳しい状況に陥り、彼らの運命は一体!?
今回のエピソードは、会社に莫大な利益をもたらすことができると雇い主のアレックスに証明するため、ポールが大きなリスクを犯す。18世紀のカノン砲の試し撃ちをするが、失敗すれば3万ドルが水の泡だ。一方、革命戦争のイベントで売り上げを伸ばそうと必死のアレックス。ところが、父クリスチャンは会社の全財産をつぎこんで、自分のコレクション用にマスケット銃を購入。それを知ったアレックスとの間で言い争いが始まる。
第二次世界大戦を再現するイベントに参加するため、当時のさまざまな兵器を試すアレックスとクリス。一方、ポールは140年前のマルティニ・ヘンリー銃で鹿狩りの計画を立てる。その後、クリスが担当した銃の販売用ビデオの出来が悪いためアレックスはクリスを叱り飛ばす。自分が仕事のできる男だということを証明しようと決意するクリスだったが、テキサスへ宣伝ツアーへ出かけたアレックスへ裏切り行為をするはめに。
アレックスは会社を建て直すために大金を作ろうと、父クリスチャンの貴重なピストル・コレクションを内緒で売りに出すが、予想に反して商品は瞬く間に売れてしまう。これが父親の怒りを買い、アレックスはとんでもない“復讐"をされる。さらに、会社の裏庭で砲弾の詰まったカノン砲が発見されるが、仲たがい中のクリスチャンとアレックスは知らん顔。そこで、トムとポールが金属のこぎりとフォークリフトで処分を試みる
アレックスは新規顧客を求めてアリゾナへ。世界最大のマシンガン・フェスティバル、「ビッグ・サンディ・シュート」に参加する。伝説のガンスミスにマシンガンを売却し、売上金を手に意気揚々と帰途についた。ところがIMAに戻ると、ポールとトムが貴重な商品を持ち出してふざけている場面を目撃。これはIMAでは許されない“犯罪"行為なのだ。さらにアレックスは、父親の意向に背いて日本の銃器市場への参入を決断する。
営業のため全国を飛び回るアレックス。だが、得意先の「ビクトリアン・ライフルマン」から大量注文が入り、ようやく苦労が報われる。そう思ったのもつかの間、処理能力を上回る注文に従業員たちの感情が爆発。さらに、フロリダへ商談に出かけたアレックスに、資産家のコレクターが面倒な取引条件を突きつける。修復不可能といわれたカノン砲を、アレックスが整備することができたら、高価な銃を買ってくれると言うのだが…。
クリスチャンとアレックスはともに銃を愛するが、その愛し方は異なる。父はアンティーク銃を大切に保管しておきたいタイプで、アレックスは弾を発射して愛でるタイプだ。やがて2人にビジネス上の対立が生じる。アレックスは南北戦争にまつわる希少な拳銃を発射。さらにクリスチャンの意見を無視して、25万ドルの戦車の取引を決めてしまう。ところがIMAに泥棒が入り、アレックスは戦車をあきらめざるを得ない状況に…。
営業時間終了後のIMAでくつろぐ出演者たち。クリスチャン、アレックス、クリス、ポールの4人がポーカーテーブルに集い、特にすばらしかった銃との出会いや訪れた場所など、今シーズンの思い出を振り返る。最高のエピソードはすべて出尽くしたと思いきや、クリスチャンがアレックスにプレゼントの入った木箱を取り出す。中には、超希少で信じられないほど歴史的価値のある品物が入っていた。