数万人を恐怖に陥れたミズーリ巨大竜巻。
被災者が撮影した映像と彼らの恐怖の体験談から竜巻の恐ろしさを知る。
2011年5月22日、アメリカ合衆国ミズーリ州の南西端に位置する人口5万人の都市ジョプリンを、EFスケール5の竜巻が襲った。
時速200マイル(約320キロメートル)以上の突風を伴った竜巻はジョプリンの中心地を抜け、街の中央に位置する病院の2階部分を引きはがし、教会や企業の建物を破壊し、地域一帯が認識できないほどの被害を与えた。150人以上が竜巻により住居を失い、街は壊滅的な状態となった。
しかし、地域のみならず世界中から次々と寄せられた援助は、まさに生存者たちにとって、ひとすじの希望の光となった。
専門家や一般の人々の記録を組み合わせ、竜巻の撮影をした人々の劇的なインタビューも交えながら、「カメラが捉えた!ミズーリ巨大竜巻」では、1950年以来、最大の竜巻を実際に体験した人々の目を通して再現する。