1945年初頭、ドイツ・ナチスの潜水艦「U-745」が行方不明となり、その後、フィンランドの凍てつく海に浮かぶ群島のひとつ、フェーグルー付近で艦長の遺体が発見された。このUボートがたどった運命は70年近く謎に包まれたままであったが、フィンランドのダイバーチーム「バーデ・ヴァネ」のメンバーが、10年以上にわたる徹底した調査と海中での探索のおかげで、U-745の謎がようやく解明した。この調査の過程で、チームは味方の魚雷で沈没したとの説もあったフィンランドの軍艦「ロウヒ」にまつわる疑問点を一掃。建造されたことはないといわれていた潜水艦をも発見した。今回、こうした高い調査能力を備えたダイバーチームが「沈没したナチスの潜水艦」の秘密を解明するため、極寒のバルト海の奥深くへと皆さんをご案内する。
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