はじめまして!ナショナル ジオグラフィック チャンネルの新人記者K子です。
合唱をこよなく愛し、学生時代には天文学を専攻。
宇宙について勉強する中で、生命を誕生させた地球へ興味を持ち、環境問題にも興味津々!
そんな中、池田清彦先生と武田邦彦先生をナビゲーターとしてお迎えした今回の特集。
ドキドキしながら参加した撮影の合間に、インタビューをさせていただきました!
撮影中、最も驚いたのはお二方のお話の量で、カメラがスタートしてからストップがかかるまで言葉に間が開くという事が全くなく、
番組の解説はもちろん、そこから枝が分かれるように次から次へとたくさんのお話をして下さり、そのひとつひとつすべての内容が、
現場にいたスタッフ一同、へぇ~とかほぉ~とか思わず声が漏れてしまうような興味深いお話でした!
また、お二方独特の大胆発言もたびたび登場し、笑いをこらえるのに大変なスタッフ(私自身含め)も何人かいたという、
和気あいあいとした撮影現場だったので、ぜひ番組でご覧いただければと思います!
そして、撮影に取材に1日中大変な先生方に、休憩中にも関わらずインタビューをお願いすると、快く引き受けてくださいました!
僕はね、エネルギー関係も面白かったけれども水の循環でポリューション(汚染)がどうなるかという事。
(エドワード・ノートンの地球大異変~オーシャン編~「汚染」)
それから世界人口などの事をこれからは考えていかないと大変になるんじゃないかなって。
エネルギーの問題っていうのは要するに効率をどれだけ良くするかっていう事で、割合技術的に決まってくるような問題だけれども
(うまくいくかどうかはやってみなきゃわかんないんだけどね)、ただ水の問題っていうのは非常に大きな問題で、
やりようによっちゃ失敗すると世界が全部汚染するような問題だからその辺はかなり重要かななんて思って見てたんだけどね。
私もやっぱり水のやつ!(水と地球外生命体 サイエンス・ワールド6より)
あれは面白かったですね。
やっぱりああいう視点(この世界の海の水がどこからきたのだろうと言う事)から見るのが面白いし、
通り一遍のものじゃなかったんで良かったと思いますよ。
僕は水というものが宇宙の中でなぜできたのかという事が出てたら良かったと思う。
宇宙がドーンと爆発して恒星ができた時に、水素、炭素、酸素、シリカ、鉄という5つしか基本的にできないんですよ。
そのなかで水ができてきたと!
それがわかると全体的によくわかったと思うけど水がどこから来たかに絞られてたんでそれが問題だったかもしれませんけどね。
水の話もそうだけどエネルギーのことで言えば、マスコミに惑わされて、
例えば今ソーラーパネルみたいなのがすごくはやっていて、
「太陽光いいですよ」みたいな事が言われているからって、
飛びついてすぐ買ったりしてると後で結構痛い目にあうからもうちょっと見極めたほうがいいっていうこと。
エコはいまはファッションになっちゃってるからね。
ソーラーパネルなんか200万円も出して買ったっていつ壊れるかわかんないようなものなので、
確かにこれが本当に一番効率がいいんだ!ってなって初めて使ったらいいわけで、その前に買うって言うのはあんまり良くないね。
あんまり節約しないでね、楽しい人生を送ってくださいってこと!
もう節約なんかしたって同じと。だからあんまり節約せずに、楽しい人生を送っても環境は関係ないですよということですかね。
意外なことに、お二人とも、特に池田先生が気にされていたのはエネルギーよりも『水』に関してでした。
私なんかが考えてしまうのは、どうしても原発やエネルギーの事になってしまうのです。
が、これからの日本のエネルギー事情に関しては、お二人とも、正しく対処していけばどうにかなるという考えでした。
お二人のお話を伺って強く感じたのは、どんな情報も全て鵜呑みにするのは良くないなという事。
インタビューの中で池田先生がソーラーパネルについて言及されていますが、そのものが良いにしろ悪いにしろ、
後で自分が納得出来るようにしっかり考えてから行動しないと、後で嫌な思いをするのは自分自身ですからね…
私も、先生方程までにとはいきませんが、常に"考える"力を身に付けなくては!と、じみじみ思わされるきっかけとなるインタビューでした!