今回の舞台はアメリカ大陸。動物たちによる仲間同士の容赦なく厳しい闘いが繰り広げられる。巨大なグリズリーの母親は子供たちの食料を守ろうと必死に闘い、ムクドリは妻の座を守るために闘う。ラマに似た南アメリカのグアナコやトドは家族を守るために闘い、チリクワガタは交尾の相手を得るため闘う。戦術や武器にクローズアップし、生き残るための闘いを解説する。自然界の闘いに引き分けはない。
今回は動物の仲間同士が厳しい環境下で激しく闘う姿をリングサイドで観戦。極寒のシベリアではイヌワシが乏しい食料を巡って闘い、タンザニア連合共和国のセレンゲティ国立公園ではヒョウが互いに噛みつき闘う。さらに3000メートルを超える山の上ではマーコールが死と隣り合わせの環境で闘い、砂漠ではヒヨケムシが生き残りを掛けての死闘を繰り広げる。厳しい環境が厳しい闘いを招くのだ。
今回は熱帯地方で仲間同士が闘いを繰り広げる。若いトラは縄張り拡大のため命がけの闘いに挑む。また群れで暮らすハイイロカンガルーがトップの座をかけてキックボクシングで闘えば、単独で暮らすミズオオトカゲは優劣をかけてプロレスラーのように闘う。さらに昼食の狩りに出かけたビルマニシキヘビは思いがけず自らが餌食になるという危険にさらされてしまう。熱帯地方での闘いも勝敗がつくまで終わらない。
山の頂から海の底まで、様々な標高で今回も興奮の闘いが繰り広げられる。食糧の乏しい中、空中戦で経験を積み重ねる若いハクトウワシ。群れを守るため、大勢を相手に闘うゲラダヒヒ。土の中の暗闇でメスを巡って闘うモグラ。さらに上あごの犬歯が皮膚を突き破って伸びる珍獣バビルサもメスを巡って闘う。標高の違いはあれど勝敗がつくまで終わらないのは、どこも同じなのだ。
今回の死闘の舞台は陸地。またしても仲間同士の闘いを間近で観戦する。壮絶な戦いが繰り広げられる。子供の食糧を確保するため縄張りを巡って闘うアナグマ。家族を守るため日にちをまたぎ命懸けで闘うカバ。まるで戦争のように集団で他の群れと闘う砂漠のアリ。意中のメスを巡って闘うクワガタムシ。さらには生き残りをかけて闘うシチメンチョウまで。陸地での闘いも勝敗がつくまで終わらない。
今回の舞台もオーストラリアの沼地からヒマラヤの頂まで様々。登場する動物たちは皆、特徴的な体や武器を持つ動物ばかり。群れを横取りするためボスを執拗に攻撃するライオンの兄弟。縄張りを巡って争うイリエワニ。政権が交代し元の女王蜂を集団で襲うオオスズメバチ。普段の動きからは想像もつかない機敏さで闘うコアラ。鮮やかな体で猛毒を持つヤドクガエル。今回の闘いも勝敗がつくまで終わらないのだ。
