2014年ノーベル物理学賞を受賞した中村修二。受賞理由は「明るく省エネルギーな白色光源を可能にした効率的な青色LEDの発明」だった。
1993年、徳島県のサラリーマン技術者だった中村は、世界に先駆けて高輝度青色LEDを発明した。20世紀中には実現不可能と言われ、夢の技術だった青色LEDは、今では私たちの生活に欠かせないものになっている。
LEDは、ロウソク、白熱電球、蛍光灯につぐ第4の灯りだ。明るく省エネルギーなLEDの普及は、私たちの地球が抱えるエネルギー問題、温暖化問題を解決する手立てと目されている。また交通、建築、医療、食料、様々な分野でLEDの特性は応用され、私たち人類は持続可能でクリーンな毎日を手にしつつある。
番組では、これまであまり報道されてこなかった中村教授のアメリカでの生活や普段見ることができない素顔、20世紀中に実現不可能と言われ、夢の技術だった青色LEDの発明がもたらした真の意義に迫る。
さらに、中村教授が最も会いたい人として挙げた二人との対談も収録。
一人目は青色LEDの発明対価に関する裁判(通称:中村裁判)で、中村教授の弁護を担当し、教授が戦友と呼ぶ升永英俊弁護士。二人目は同じくノーベル物理学賞を1973年に受賞した江崎玲於奈博士。
対談から垣間見える中村教授の素顔とは・・・
[英題] THE LIGHT: Illuminated by Shuji NAKAMURA
©2015 FOX INTERNATIONAL CHANNELS (JAPAN)/ Hikari-TV All Rights Reserved